マドリードの市場へ行く! スペイン旅行記㉒
2019-07-01
マドリードのマヨール広場
サラマンカからマドリードへ
今日は、サラマンカからマドリードへ移動します。
この間は列車もあるのですが、バスの方が本数も多く、到着場所がマドリードの中心に近いなど使い勝手がいいためバスを選択しました。
バス会社はavanza社。バスにはノーマルとエクスプレスがあり、例えば10時30分発のノーマルだと所要時間3時間25分で料金が14.57ユーロ、10時発のエクスプレスだと2時間35分で21.20ユーロです。所要時間はバスの出発時間によって異なります。
急ぐ旅でもないので、10時半発のノーマルを選択しました。
ノーマルのバスは、途中の町のバス停に停まりながらゆっくり走ります。最初はいいのですが、特に景色がきれいでもないので、飽きます。バスの乗り疲れが出始めた午後2時ころ、マドリードの南バスターミナルに到着。ここはアトーチャ駅の近くにあるマドリード最大のバスターミナルです。
宿泊先は、アルボル・デル・ハポンという日本人が経営している宿です。場所はマドリード中心部で、地下鉄1号線のTirso de Morina(チルソ・デ・モリーナ)という駅のそばということでした。南ターミナルの地下鉄駅は6号線のMéndez Álvaro(メンデス・アルバロ)ですから、1回乗り換えが必要になりますが、遠くはないです。
地下鉄の駅から地上に出ると方向が全然わからないため少し戸惑いましたが、宿のホームページに出ている通りに歩き、無事に宿に到着しました。
マドリードの地下鉄。電光掲示板の下段に次の列車が来るまでのおおよその時間が表示される。
日本人宿のメリットは?
日本人宿というのは世界中の都市にあって、安い料金で安心して泊まれるのが最大の利点です。ただ、安いだけに部屋の掃除が行き届かないとか、設備が悪いといった問題がある宿もあります。
アルボル・デル・ハポンの場合はツインで1泊49ユーロ(6000円強)ですから、それほど安いという感じではないのですが、部屋は比較的綺麗で、トイレやシャワーなどの設備も悪くはないです。マドリードの宿泊費はシーズンオフでツインが1万円くらいからですが、安いオスタルだと5000円くらいからあります。価格面だけ考えると日本人宿を選ぶ必要はないですが、オーナーが日本人ですから日本語が通じるし、様々な現地情報を得られるというメリットは大きいと思います。また、この宿の場合は3泊以上すると洗濯が無料というサービスもあります。
ゴールデンウィークが終わったため、宿泊客は私たちの他は若い日本人一人だけで静かです。シャワーとトイレは共同ですが、事実上独占状態で使えました。
真ん中が宿の入り口だが、少し分かりにくい。
マドリードの中心街にはオスタル(安宿)が多い。
サン・ミゲル市場で食事を楽しむ
マドリードの初日は、市場で食事をすることにしました。市場も何ヵ所かあるのですが、マヨール広場の近くにあるサン・ミゲル市場に行ってみることにしました。
市場というと、魚屋や肉屋、八百屋が店を並べている、ちょっと汚れた感じの場所を想像するかもしれませんが、サン・ミゲル市場は観光客向けのフードコートです。
ガラス張りの洒落た建物の中にたくさんの食べ物を売る店が集まっており、中央部分にはテーブルと椅子が並べられています。すでに午後4時近かったのですが、椅子は満席で、テーブルに立って食べる場所が少しある程度でした。
仕方なく、一人がテーブルの場所を確保し、もう一人が周辺の店から飲み物や食べ物を調達するようにしました。食べ物は魚介類から肉、生ハム、フルーツなど種類が豊富で、どれを買おうか迷います。
サン・ミゲル市場の外観
市場の中はフードコートになっている。
サンドイッチ類も多い。一つ2~5ユーロ。
日本食もある。
デザートも豊富
ただ、全体的に値段が高いのです。生ハムの切り落としがほんの少しで17ユーロ(約2200円)と言われたのには驚きました。
「高いね!」と言うと、生ハム売りのおじさんは「品質が違うんだよ!」と渋い顔で言います。結局買わなかったので分かりませんが、一般的なバルなどと比べてかなり高い価格設定をしているのではないかと思います。それでも、ここは外国人観光客がお祭り気分で食事をするところですので、細かいことを言わずに楽しめばいいということでしょう。
サン・ミゲル市場のように、誰でも気楽に入れて、大勢の客と一緒にテーブルに並びスペインの酒と料理を楽しめるような場所はあまりないと思います。
生ハムをスライスして売っている。
パンに大量の生クリームと生ハム、ジャムを乗せた不思議な食べ物。
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