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美食の都サン・セバスチャンに行く! スペイン旅行記⑰

 2019-06-20
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サン・セバスチャンの海岸

高速鉄道でサン・セバスチャン


 今日はバルセロナからサン・セバスチャンに移動します。

 サンツ駅から朝7時半の高速列車で出発し、サン・セバスチャン到着は午後1時半ころになります。
 ところで、スペインでは複数の言語が使われています。バルセロナなどのカタルーニャ地方ではスペイン語と共にカタルーニャ語が使われていますが、サン・セバスチャンが属するバスク地方ではバスク語が使われています。このため、街名などの表記がバスク語になっていることも多いのです。サン・セバスチャンはバスク語でドノスティア(Donostia)と呼ばれます。意味はスペイン語と同じでキリスト教の聖人、聖セバスティアンのことです。

 列車はほぼ時間通りにサン・セバスチャンに到着。駅舎を出て街の中心部に向かって歩くと、すぐにウルメア川にかかるクラシックなマリア・クリスティーナ橋に出ます。両端には馬に乗った人物の彫像が乗った大きな塔があり、橋からはヨーロッパの古都らしい落ち着きのある美しい街を眺めることができます。

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サン・セバスチャンに到着した列車。

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立派な塔を持つクラシックな橋

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橋から見たウルメア川。

コインランドリーが高い!


 橋からまっすぐ西に移動するとカテドラルにぶつかります。予約したホテルはこの近くに位置していました。日本のゴールデンウィークの時期になっていたため、部屋が空いているホテルが少なく、料金もかなり高くなっていました。最近、日本のテレビで何度も紹介されているサン・セバスチャンですから、日本人旅行客がすごく多いのです。

 年配の女性が経営するアットホームなホテルでした。部屋などは安宿と言っていいレベルですが、3つ星のため設備が整っているのが救いでした。

 ホテルに荷物を置くと、食事と洗濯のため中心街に出かけました。ネットでコインランドリー(lavandería autoservicio)の場所を調べたところ、バルが集まっている地区にあったのです。

 街は昼食や飲み歩きを楽しむ人たちで混雑していました。そんな路地に小さなコインランドリーを見つけ、洗濯機に洗濯物を放り込みました。店によって違うのですが、ここの洗濯機は洗剤を別途投入する必要がないタイプでした。その代わり料金が高く、洗濯だけで7ユーロ(約900円)も取ります。バルセロナでは3.5ユーロ(洗濯量によって変わる)でした。場所柄、観光客相手の価格なのでしょう。

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雰囲気のいい中心街の道。

バルの料金計算はいい加減だ!


 洗濯機を回している間、ピンチョスを楽しむことにしました。最初に行ったのは、テレビ番組で女優の米倉涼子が行ったというバルでした。ここは店の中に日本人観光客が大勢いて、バーテンダーの表情も冴えない感じでした。

 そこで、向かいにある比較的空いていたバルに入りました。カウンターでカーニャ(生ビール)を頼み、目の前に並ぶピンチョスから好きなものを選んで皿に取ります。ところが、見ていると、どうもバルセロナとは会計方法が違う感じなのです。

 そこで「料金はどうやって計算するの?」と若いバーテンダーに聞いてみました。すると、「オレが見ているから自由に食べていいよ」と言うのです。
 「バルセロナでは串の数で計算したけど…大丈夫?」と聞くと、「バルセロナとは違う。大丈夫だ!」と言います。

 「本当かな?」と思いましたが、そう言うのならと好きなものを食べ「お勘定!」と言いました。
 すると彼は「えー…」と考えています。やっぱり見てない感じです。そこで、私が「4つ」と言うと、彼は笑顔になって飲み物を含めた計算をしてくれました。
 いい加減な感じですが、これがスペインですから気にしないことです。

 次の店でも、バーテンに計算方法を聞くと「オレが見てる」と同じことを言います。そこで、わざと遠くにあるピンチョを取ったり、トルティーヤの調理を頼んだりしました。そして勘定を頼むと、「5ユーロ」と言うのです。
 5ユーロでは安くても飲み物二杯とピンチョ1つくらいです。私たちは飲み物二杯とピンチョ二つにタパスを一つを頼んでいましたから、ここのバーテンもしっかり見てないようです。まあ、それでも店は繁盛しているのですからいいのだと思います。

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昼から客でにぎわうバル

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ピンチョスがカウンターに並ぶが取りづらい。

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おいしそうなピンチョスが多い

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魚介類が多くて、日本人にも合う味付けだった。

 それにしても、人気のバルが集まった裏通りの昼の賑わいはすごいです。多くのバルが昼の酒とピンチョスを楽しむ人であふれ、通りはそぞろ歩きを楽しむ人や店先に置かれたテーブルで酒を飲みながら談笑する人々でごった返しています。

 サン・セバスチャンは美食の町と言われていますが、それよりも安上がりなバルで酒とつまみを楽しむのが好きな人には、こたえられない町だと感じました。

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昼を楽しむ大勢の人であふれる通り。


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バルセロナ市内を散策 スペイン旅行記⑮

 2019-06-12
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バルセロナ中心部のゴシック地区

ピカソ美術館へ行く!


 今日はバルセロナ市内を散策します。
 まずは、ピカソ美術館へ。地下鉄4号線のJaumeⅠ(ジャウマ・プリメ)駅で下車すると、歩いて5分ほど。中世の建物が多く残されたゴシック地区の路地に美術館があります。

 元は貴族の邸宅として使われた古い建物で、美術館という感じではないですが雰囲気はいいです。予想はしていましたが、入り口には当日券で入場する人たちの長い列ができています。スペインのチケット販売窓口は手際が悪く、時間がかかるので、時間がない場合は事前にネットでチケットを購入しておく必要があります。

 30分ちょっとでチケットを買えました。
 この美術館にはピカソの幼少期から晩年に至るまでの4000点以上の絵画などが年代順に展示されています。マラガのピカソ美術館より規模は大きいのですが、私のようにピカソに思い入れが薄い者には、同じように見えてしまいますね。ただ、ピカソはベラスケスの名作「ラス・メニーナス」を題材として、たくさんの絵を描いていて、これが興味深かったです。

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こんな路地を歩くとピカソ美術館がある。

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ピカソ美術館。こちらは出口。

初めてのピンチョス・バル


 美術館を出ると昼になっていたので食事ができる店を探すことにしました。ゴシック地区の細い路地をうろついていると、老舗感のあるバルを見つけました。店内には大勢の客がいますので、人気のある店に違いありません。ただ、混んでいる店は、立って飲み食いする場所さえないことが多いのです。

 とりあえず見てみようと店内に入りました。テーブルはおろかカウンターも人で一杯でしたが、店の奥に入って行くと、カウンターにわずかな隙間を見つけました。すぐ、そこに立つと女性バーテンダーにクラーラを注文。長いカウンターの上を見ると色とりどりのピンチョスが盛られた大皿が並んでいます。
 スペインのバルでは小皿料理のタパスが一般的ですが、スペイン北西部ではピンチョスが広まっています。ピンチョスというのは、フランスパンを薄切りにした台に様々な料理を乗せ、それが落ちないように楊枝や串で刺したものです。

 並んでいるピンチョスはどれもおいしそうです。
 ただ、初めてのピンチョス・バルで勝手がわからず、バーテンダーに「それちょうだい」と声をかけました。すると「勝手に取って食べればいいよ。会計は串の数で計算するから」と言うのです。
「それは合理的」と思い、渡された皿に2種類ほどのピンチョスを取り、食べてみました。「おいしい!」と思わず声が出ました。

 カウンターに並んでいる人の肩越しにピンチョスを取って食べるだけでなく、時々ウエイトレスが運んでくるピンチョスも取って食べます。5種類ほど食べるとお腹がいっぱいになりました。値段も1つ2ユーロ(260円)ほどとリーズナブル。この方式は気に入りました。

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ゴシック地区のピンチョス・バル。お客で一杯だ。

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皿にたくさんのピンチョスが盛られている。

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クラーラとピンチョス。工夫された料理はどれもおいしそう。


ランブラス通りを歩く!


 午後は、バルセロナの中心部を貫く遊歩道、ランブラス通りを散策することにしました。
 まずは通りの北端になるカタルーニャ広場に行き、南下していくことにしました。

 日曜日とあって、通りはそぞろ歩きを楽しむ大勢の人でにぎわっています。路上には、カフェやアイスクリームの売店、レストランなどが店を出しています。曇り空で、肌寒い日でしたが、アイスを食べながら歩きました。これだけ華やかで幅が広い遊歩道はスペインの他の街にはありません。

 通りの南端には、海を臨むコロンブスの像が立つ塔があります。コロンブスとバルセロナはあまり関係がなさそうですが、これは1888年のバルセロナ万博の際に建てられたのだそうです。

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大勢の人でにぎわうランブラス通り

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アメリカではなく地中海を指差しているコロンブスの塔

 その先はバルセロナ港になるのですが、海の上には大型ショッピングセンターの「マレマグナム」があります。日曜日はファッションなどの店がほとんど休みになってしまいますが、ここは営業しています。

 歩き疲れたのと寒さを避けるためショッピングセンターの中に入りました。暖かいコーヒーを飲み、スペインファッションの店でショッピングを楽しむことができました。

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バルセロナ港の中に作られたショッピングセンター。


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