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世界遺産登録、中南米はコロンビアとニカラグア

 2011-06-29
 パリで開かれていた世界遺産委員会で新たに25ヵ所(自然遺産3、文化遺産21、複合遺産1)の世界遺産が登録されました。日本からは自然遺産として小笠原諸島、文化遺産として平泉が登録されたのはよかったと思います。

 ラテンアメリカについてみると、南米コロンビアの「Coffee Cultural Landscape of Colombia(コロンビアのコーヒー文化景観)」と、中米ニカラグアの「Leon Cathedral(レオン大聖堂)の2ヵ所が登録となりました。

 中南米のコーヒー産地というと、日本ではグアテマラ、コスタリカ、ブラジルといったところを思い浮かべる人が多いと思いますが、コロンビアも良質なコーヒーの生産国として有名です。以前、首都ボゴタの空港に行ったときには、待合室にコーヒーサーバーが置いてあり、誰でも無料で飲むことができました。そのコーヒーがおいしくて、私の頭の中に「コロンビアのコーヒーはうまい」という情報がインプットされたのです。

 また、コロンビアの人たちは他のラテンアメリカ諸国の人たちと比べてコーヒーをよく飲みます。スペイン語ではワインの赤を「ティント」と言いますが、コロンビアではティントと言えばデミタスカップにいれたコーヒーのことなのです。これを、一日に4、5杯は飲むのが普通です。ティントは濃いエスプレッソで、コロンビアの人はたっぷりの砂糖を入れるのです。

 コロンビアコーヒーの宣伝をしている人に、「なんでそんなに砂糖を入れるの」と聞いたら、「コロンビア人にとって濃いエスプレッソはデザートみたいなもんだ」と言っていました。実際、強い苦味と甘味が混じり合った濃厚で深い味わいのコーヒーを飲むと、なるほどと思います。

 世界遺産登録を機に、コロンビアコーヒーの良さが再確認されるようになるといいと思います。

 もう一つのレオン大聖堂は、ニカラグアの北部に位置するレオン市にある中米でも有数の大きさを誇るカトリックの寺院です。レオン市では、かつて日本人鍼灸師のグループが医療支援のために活動していたのですが、私は、そこを訪ねた際に、このレオン大聖堂の前を行き来したのを覚えています。

leon.jpg
レオン大聖堂


 ラテンアメリカにはヨーロッパにも負けない、大規模なカトリック寺院が多いため、レオン大聖堂については、田舎にしては立派な寺院があるなといった印象しか持ちませんでした。それが、世界遺産に登録されたと聞くと、もっとよく見ておけばよかったと思います。今度、レオンに行く機会があれば、よく見てみようと思います。

 それにしても、レオンの鍼灸師の方たちはどうなったのでしょうか・・・・。


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インカが残した古道を世界遺産にする会合開く

 2010-05-08
 インカ文明が広大な支配地域間の交通や公益を円滑にするために、現在の南米6カ国、全長2万3000キロにわたって築いたのが「カパック・ニャン(Qhapaq-Ñan)」と呼ばれるインカの古道です。
 現在も南米各地に残るこの古道は、南米の豊かな自然を味わえるトレッキングツアーなどに利用されていますが、今も残るインカ文明の貴重な遺跡と言うことができます。

qhapaq.jpg

 インカ古道の中心を占めるペルーでは、これまでも世界遺産登録を目指してきたのですが、古道を有するエクアドル、ボリビア、コロンビア、チリ、アルゼンチンにも協力を依頼していました。そこで、ペルーをはじめとした6カ国の代表が、5月12日からエクアドルのリオバンバという所に集まり、世界遺産登録のための具体的な行動計画を話し合うことになったそうです。

 道というのは、文化遺産としてはこれまであまり注目されてきませんでしたが、最近はウォーキングを楽しむ人が増えたことで、自然や伝統文化に触れ合える道ということで、日本の世界遺産である熊野古道やスペインの巡礼道カミーノ・デ・サンティアゴなどが注目を集めるようになっています。

 インカ古道は、これまで計画的な保全が行われてこなかったそうですが、世界遺産になり、道と周辺の整備が進めば、南米6カ国を歩いて巡るような冒険ツアーも可能になるかもしれませんね。いつか、歩いてみたいです。


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ペルーのプレインカの遺跡が攻撃を受けた!!

 2010-01-13

 1月初旬にペルー北部にあるプレインカ時代のチャンチャン遺跡が若者たちによって傷つけられた事件がありました。


YouTubeに投稿された若者たちの行動

 若者たちはリマの学校に通う14歳の少年ですが、この映像が「YouTube」に投稿されペルーでは大きな問題になりました。このため、遺跡を管理する文化機構(INC)は、この遺跡の監視体制を強化する方針を固めたということです。また、損傷の修復については教育省が全面的に協力して行うということです。

 実際に映像を見ると、若者たちの行為に腹が立ちます。しかし、文化遺産になっている建物などに落書きする観光客は珍しくありません。日本人の若者も海外の建物に落書きしたのがバレて大問題になったことがあります。

 どうしたらこういう馬鹿な若者たちの行為を防止できるのかわかりませんが、文化遺産の大切さやその価値の重さを教えていく以外にないのだろうと思います。
 映像で見る限り、若者たちは貧困層には見えませんから、教育は一応受けているのではないでしょうか。こうした事件を起こすのは、教育や社会のあり方に何らかの問題があると思います。日本も大した変わらない状況ではないでしょうか。

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メキシコ、マヤの巨大遺跡で彩色の壁画を発見

 2009-12-01
メキシコの世界遺産であるマヤの古代都市「カラクムル」で、西暦620~700年頃の古代マヤの日常生活を描いた壁画が発見されたというニュースがありました。


カラクムルの紹介ビデオ(スペイン語)

 これまでに発見された古代マヤの壁画に描かれていたのは、マヤの支配層や戦争、宗教的なものばかりだったため、この発見は、当時のマヤの人々の暮らしぶりを知る上での重要な手がかりとなると期待されているようです。

 カラクムルはメキシコのユカタン半島の付け根に位置する巨大遺跡で、その南に位置するグアテマラの巨大都市ティカルをも凌ぐ勢力を誇ったと言われています。発見されたのは1931年で、世界遺産には2002年に登録されました。最近の碑文の研究によって、「蛇(カーン)」王朝という強大な都市国家の首都であったと推測されています。

 これまで発掘調査がそれほど進んでおらず、ジャングルに埋もれたピラミッドが残されていたのです。これを調査したところ、外壁に壁画が描かれた「彩色ピラミッド」が現れたというわけです。

 この壁画を発見したのは2004年ということですが、今年の11月にマヤ文明研究家のマイケル・D・コウ氏が米国の「Proceedings of the National Academy of Sciences」誌で論文を発表したということです。

 この壁画には、かつての地に住んでいた様々な階級の人たちの衣服や装飾品が描かれているそうです。また、絵文字で“塩の人”や“タバコの人”といった説明が付けられた人々が、食事の準備や配膳をする様子や、マヤの主食であるトウモロコシの料理に関しても、トウモロコシを使ったちまきのような料理であるタマーレスやトウモロコシの粥などをふるまっている様子も描かれているということです。

 また、この壁画は、他のマヤの壁画とは異なり、建物の外壁に描かれているのです。

 カラクムルはメキシコに残された謎の巨大遺跡ですから、これから、まだまだ新たな発見が続くのではないかと思います。次は、是非、この遺跡に行って見たいと思っています。


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世界遺産ランキング2位「マチュピチュ」6位「ティカル国立公園」

 2009-11-15
 朝日新聞の11月14日の別刷り「be on Saturday」に掲載された「いつか行きたい世界遺産」という記事の中で、おすすめの世界遺産ランキングが出ていました。

 これによると、1位はカンボジアのアンコールワットですが、2位にマチュピチュ、5位にベネズエラのカナイマ国立公園、6位にグアテマラのティカル国立公園、8位にチリのラパヌイ(イースター島)国立公園とラテンアメリカから4ヵ所が入っていました。

ティカル
6位に入ったグアテマラのティカル国立公園の風景


 この評価をしたのは、世界遺産を100カ所以上踏破した3人で、選考基準は「人生観を変える」ということだそうです。

 まあ、多くの世界遺産を見た人の評価ということで、評価する人の数が少ないという疑問はありますが、見ていない大勢の人の意見をランキングする人気投票よりはましだと思います。

 マチュピチュが2位というのは順当でしょう。見た目のインパクトがすごいですから、訪ねた人の心に感動を呼び起こすのは事実です。

 しかし、グアテマラのティカル国立公園が6位に入っていたのには驚きました。日本では知る人がほとんどいませんから、人気投票では決して上位には入りません。しかし、この遺跡のすごさはマチュピチュを凌ぐと私は思います。

 最初のインパクトはどちらも甲乙つけ難いのですが、2回目の訪問では、ティカルがその素晴らしさを失わなかったのに対し、マチュピチュの魅力はほとんど感じられなくなってしまいました。

 ただ、有名になるとマチュピチュやエジプトのピラミッドのように単なる観光客が大勢押し寄せ、環境は悪くなるし、遺跡は壊れる、人間は金もうけに走って悪くなると、いいことがありません。

 ですから、こういう遺跡の大きな価値である神秘性を壊さないためにも、是非、こんなランキングに乗せるのはやめて、遺跡や世界遺産が本当に好きな人にだけ行ってほしいものです。

 それでは経済的に困るという意見もあるでしょうが、遺産としての価値が守られることで、周辺の人々の持続的な生活が可能になるということも大事ではないでしょうか。

 ところで、同じ14日に、テレビ番組の「世界不思議発見」でも、映画「2012」に絡めて、これまでほとんど知られていなかったキリグア遺跡を紹介していました。これからマヤの遺跡に対する注目度はあがりそうです。
 
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