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エンジェルフォールズの名前をチャベス大統領が変える?

 2009-12-22
世界最大の落差を誇るベネズエラのエンジェルフォールズ(Salto Angel)の名称をチャベス大統領が変更しようとしているようです。

angel.jpg


 エンジェルフォールズはベネズエラ東部のギアナ高地にあるカナイマ国立公園の滝で、落差が978mあります。

 この滝の名前について、ベネズエラのウゴ・チャベス大統領は、自らが出演するラジオ番組で「この土地の先住民が使っていた名前に戻そう」と語ったということです。

 チャベス大統領は娘のマリアから指摘され、ペモン族の呼び名である「ケレクパイ・メル(Kerekupai-meru)」とすることを提唱しています。
 
 そもそもエンジェルフォールズのエンジェルは、1931年に米国のパイロットであるジェームス・クロフォード・エンジェルが飛行機で飛行中に発見し、滝があるアウヤンテプイ山の上に降りたことで命名されたものです。

 チャベス大統領の考え方もわかります。日本人にはあまりこういうこだわりがなく、外国人がつけた名前でも受け入れていますが、民族のアイデンティティにこだわるラテンアメリカの国では、大切な自然遺産に敵国である米国人の名前がつけられているのは我慢出来ないでしょう。

 もっとも、ベネズエラで呼び名を変えたとしても、欧米や日本では引き続き名前が知られたエンジェルフォールズという呼び名を使うでしょうから、大勢に影響はないと思います。

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コスタリカに行きたい!

 2009-06-08
 友人などと話をしていると、よく「ラテンアメリカの何が面白いの?」と聞かれます。
 それに対する答えはいろいろあるのですが、その中のひとつが「豊かな自然」です。

 魅力的な自然は世界中にありますが、ラテンアメリカ、それも中米の熱帯雨林は特別に魅力的な自然だと私は思います。そんな自然を最も楽しめる国といえば、エコツアーが盛んなコスタリカです。

tortug03.jpg


 コスタリカでは国土の25%を占める11の自然保護区が設定されており、地球表面積に占める国土の割合は0.03%に過ぎないのに、地球上の生物の約6%が生息するという豊かな自然が残されているのです。

 このため、コスタリカではエコツアーが盛んになり、世界中からありのままの自然の姿を見ようと多くの人がおとずれます。もちろん、観光客が増えれば環境破壊に繋がりますから問題はあるのですが、エコツアーによって自然の素晴らしさを知り、自然を守る大切さを学ぶという効果もあります。

 今回、私がホームページで紹介したのはコスタリカでもエコツアーの人気が高いトルトゥゲーロ国立公園です。

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闘牛は廃止したほうがいい

 2009-05-19
 今日、テレビを見ていたら闘牛反対の運動が盛り上がっていることを報じていました。
 そこで、ネットで調べてみたら、コロンビアで裸で闘牛反対を訴える人たちがいたり、スペインのカタルーニャで闘牛を禁止する運動が盛り上がり18万人もの署名を集めたといった記事がでていました。

 私もスペインにいた時、闘牛場で闘牛を見たことがあります。
私は、それまで、闘牛に対してあこがれを持っていて、スペインの重要な文化だと思っていたのです。
また、闘牛というのはマタドールが命がけで牛と闘う勇壮な儀式で、勇気と男らしさを示すものだと信じていました。
ところが、実際に闘牛を見てみると、かなり私のイメージとは異なるものだったのです。

闘牛場
サラマンカの闘牛場の風景

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