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本当にうまいコーヒーが飲みたい!

 2009-12-09
 昨日、テレビ東京の番組「ガイアの夜明け」で、おいしいコーヒーを求めて南米の奥地に分け入るコーヒーハンターとして川島良彰さんという人を紹介していました。

 日本では、昔からコーヒー好きはいましたが、豆にこだわって本物を求めるという人は少なかったと思います。例えば、ワインなら産地や銘柄にこだわり、何十万円もするものをありがたがって飲む人は多いのですが、コーヒーにはそこまでのこだわりは見られません。

 川島さんはそういう状況を変えようということで、中南米のコーヒー農園主の協力を得て、本当においしいコーヒーを作り出すことに力を入れ、「Grand Cru Cafe(グラン クリュ カフェ)」を商品化したということです。

 そのこだわりは、Grand Cru Cafeのホームページで詳しく紹介していますが、驚くのはその価格で、焙煎豆100gで5775円もするのです。コーヒーの王様と呼ばれるブルーマウンテンでも100gで1000円~1500円程度ですから、その価格は特別です。ただ、コーヒー1杯にすると約650円ということですから、ムチャクチャ高いというわけでもないのです。

 一方、コーヒーの品質はわかりにくく、これまではブルーマウンテンなどの銘柄でしか選択できなかったと思います。しかし、コーヒーは同じ地域でも栽培方法などで品質が変わるため、やり方次第で質の良い豆を作り出すことができるようです。そこで、何がいいコーヒーなのか定義して差別化を図るスペシャリティコーヒーというものが出てきました。

COE.jpg
カップオブエクセレンスのパンフレットから。グアテマラのコーヒー収穫の様子

 その定義はまだ完全には固まっていないようですが、「コーヒーの種子からカップに至るまでのすべての段階において、一貫した体制・工程で品質向上策や品質管理が徹底していること」が求められています。最高品質と認められるトップスペシャリティは、カップオブエクセレンスという組織が生産者の豆を審査して選びます。年1回コンペティションを行い、85点以上の評価を得たコーヒー豆に対して「カップオブエクセレンス」という称号を与えるということです。

 また、カップオブエクセレンスに選ばれた豆は「カップオブエクセレンスオークション」で価格を決めます。2009年のオークションは、コロンビア、エルサルバドル、コスタリカ、ホンジュラス、ニカラグア、グアテマラ、ボリビアで開かれました。

 カップオブエクセレンスで最高評価されたコーヒー豆は最高級のお墨付きを得たということになるわけですが、その販売価格をスペシャルティコーヒーの専門店である「田代珈琲」の価格で見てみると、「コスタリカ ベッラヴィスタ農園」の豆が100gで1480円。コーヒー1杯あたりで148円ということですから、高くありません。

 これなら、自分でも飲めるぞと思いましたが、やはりコーヒーは専門店でいれてもらって飲みたいですね。

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