FC2ブログ

注目される自然保護の国コスタリカ

 2014-12-09

 中南米の数多い国々の中で、小さい国にもかかわらず注目度がアップしている感じなのが中米のコスタリカです。

 7日の日曜日には、福山雅治がナビゲーター役を務めるNHKの「ホットスポット最後の楽園」で、「緑の魔境 生物の小宇宙」として紹介されていました。

crica.jpg



 最近は、これ以外にも、何度もコスタリカを紹介するテレビ番組が放送されています。

 コスタリカは、以前から「軍隊を持たない国」として日本では注目されていましたが、最近は「エコツーリズムの発祥の地」と呼ばれる、豊かな自然と自然保護活動で知られるようになってきているようです。

tortug03.jpg
コスタリカのトルトゥゲーロ国立公園内の水鳥


 なにしろ国土の4分の1が国立公園や自然保護区に指定されており、いてるところ自然だらけの国なのです。自然の中には多様な動植物が生息していますが、コスタリカの場合は、他の地域にも増して多様な動物、鳥、昆虫などの生き物たちがいるそうです。NHKの「ホットスポット最後の楽園」では、その理由と原因も解明しています。

 私が、死ぬ前に一度は見たいと願っている、海亀の大群が砂浜に押し寄せる「アリバダ」も紹介していますので、必見です。
 再放送は、NHK総合の12月11日(木)午前0時40分~1時29分(10日(水)の深夜)となっています。

 ところで、来年1月~2月の「遺跡巡り」では、コスタリカ、エルサルバドル、ホンジュラス、グアテマラを回ることにしています。コスタリカには遺跡はありませんが、エコツーリズムが楽しみですy。



スポンサーサイト



タグ :

中米のコスタリカに米国の軍艦が初寄港した問題について

 2010-08-30
中米のコスタリカに、米海軍の大型強襲揚陸艦が初めて入港したというニュースが少し前にありました。


米国の軍艦の寄港を報じる現地のニュース。

 これは、7月2日にコスタリカ議会が米国の軍艦の寄港と国内への米軍兵士の駐留を認める法案を可決したことから、8月21日に先陣を切って米海軍の大型強襲揚陸艦「イオウジマ」がカリブ海岸のプエルト・リモン港に接舷したのです。今後、米軍の艦船が年末までに合計43隻寄港する予定となっています。

 このような軍艦がコスタリカに寄港した上、米軍がコスタリカ国内で活動する目的は、人道支援プログラムの一環ということになっています。例えば、この軍艦には医者が数多く乗船しており、医療設備も整っているために、貧しくて満足な医療施設もないカリブ海沿岸の住民に医療を施そうというらしいです。

 しかし、さらに重要なのは、中米を経由してアメリカに運ぶ麻薬ルートを遮断することのようです。周知の通り、アメリカに流れ込む麻薬の多くは南米のボリビア、ペルー、コロンビアなどから運ばれます。そのうち、飛行機で運ばれるものもありますが、やはり船で運ばれるものの方が多いのです。そこで、これまでアメリカはコスタリカと共同で太平洋側の密輸ルートを叩く作戦を展開していましたが、これからはカリブ海側でも麻薬の密輸船を摘発しようとしているわけです。

 しかし、米軍艦船の寄港や米軍の駐留には、コスタリカ国内でも多くの反対がありますし、域内への米国の影響力が増大することを恐れるベネズエラなども強く反発しています。

 私は、以前、プエルト・リモンに行ったことがありますが、経済的にかなり貧しい地域です。周辺には自然豊かな国立公園があり、ある程度は観光客も来るのですが、その恩恵にあずかれるのはごく僅かです。船でなければ行かれないような、この近くには船でなければ行けない村も多く、まるで、アマゾン奥地の村のように近代社会と無縁の生活をしている人達も多いのです。

 従って、こういう人たちに救援の手を差し伸べるのは重要ですが、それを軍隊が行うとなると、当然、その裏の意図が疑われます。麻薬問題への対応という名目も、十分な理由にはならないのではないでしょうか。

 今、「犬の力」という小説を読んでいるのですが、これがかなり面白いのです。中南米における麻薬密輸業者と麻薬捜査官の30年にもわたる死闘を描いており、去年、かなり評判になった小説のようです。この内容がどこまで実態と合っているかわかりませんが、これを読むと麻薬組織が地域の政治と結びついているために、取締といっても、一筋縄ではいかないことがわかります。

in.jpg

 本の中では、アメリカ政府は表面上は麻薬対策に力を入れているのに、政府内の別組織が麻薬資金を利用して共産主義の拡大を防止する作戦を展開したりするというストーリーになっています。私は、こういうことはあったはずだと思います。

 そういうことから考えても、人道支援プログラムというお題目でコスタリカに駐留しようとする米軍、あるいはアメリカ政府の意図がどこにあるか、注意深く見る必要があると思います。

よろしければワンクリックお願いします。
にほんブログ村 海外生活ブログ 中南米情報へ
にほんブログ村

タグ :

史上初の女性大統領が誕生したコスタリカ

 2010-02-08
 コスタリカの大統領選挙が2月7日(日)に行われ、与党である中道の国民解放党(PLN)のラウラ・チンチージャ前副大統領が当選しました。チンチージャ氏はコスタリカ史上初の女性大統領となります。任期は2010年から2014年。


 ラウラ・チンチージャ氏のプロモーションビデオ


 今回の大統領選には9人が候補が立候補しており、事前の世論調査でもチンチージャ氏が優位となっていました。しかし、右派の自由運動(ML)のオット・ゲバラ氏、中道左派の市民行動党(PAC)のオットン・ソリスが追っており、チンチージャ氏が最初の投票で当選できる40%以上の票を獲得できるかどうかが焦点となっていました。

 結果は、チンチージャ氏が46.8%の票を獲得し当選を決めたのです。2位はオットン・ソリス氏で25.1%、3位はオット・ゲバラ氏で21%でした。

 これまで、オットン・ソリス氏を擁する中道左派陣営は、アリアス大統領の新自由主義政策を批判し、チンチージャ氏はアリアス大統領の操り人形という中傷を行ってきました。この動きは、ラテンアメリカ諸国の多くで起きている米国寄りの新自由主義政策に反対する左派勢力台頭の流れと符号します。

 しかし、コスタリカ国民の多くは「左翼あるいは右翼のポピュリズムの道を排除する必要がある」と訴えたチンチージャ候補を支持したことになります。そこには同国初の女性大統領を誕生させたいという思いもあったのではないでしょうか。 難しい政治情勢の中で、新大統領がどのような政治手腕を発揮するか注目したいと思います。

タグ :
≪ トップページへこのページの先頭へ  ≫