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メキシコシティを走るメトロバスの話

 2016-03-13
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 メキシコシティの新しい交通機関メトロバス


 メリダから飛行機でメキシコシティにやってきました。

 今回はメキシコシティを走るメトロバスの話です。

 空港からシティの中心部まで行くには、タクシー、地下鉄、メトロバスの三つの方法があります。お金があればターミナルの出口で待っている空港タクシーを使えばいいのですが、この値段がちょっと高いのです。そこで、お金が無い旅行者は地下鉄(メトロ)を使うのですが、地下鉄内の通路は距離が長いし、列車内はかなり混雑するため、大きな荷物を持っていると大変という問題があります。

 そこで、今回は2012年4月に空港を通る路線が開通したメトロバスの利用を考えてみました。空港ターミナルを出ると、タクシー乗り場があるのですが、その先にバスの停留所があります。

 メトロバスに乗るにはプリペイドカードが必要です。現金は受け付けてくれません。そこで、近くにある自動販売機でカードを買い、次に料金をチャージします。ところが、このチャージ機がバカで、古めのお札は受け付けないのです。

 お札を新しいのと変えても吐き出されます。仕方なく、小銭を使うことにしましたが、複数枚の同時チャージができないため、何度もチャージを繰り返し、ようやく70ペソほどのチャージ完了。ちなみに、メトロバスの料金は1回5ペソですが、空港からの利用に限り30ペソ必要です。私たちは二人分で60ペソが最低必要でした。


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 メトロバスと地下鉄で使えるプリペイドカードとチャージ機。


 メトロバスは現在6つの路線がありますが、空港の第1と第2ターミナルを回るのは4号線(Line4)です。この路線はメキシコシティの中心部を走りますので、ソカロ広場、大統領府、アラメダ公園などに行くには便利です。


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 Line4が走る道。


 待つこと15分くらいで赤い車体のバスが来ました。乗車して、日本のバスと同じようにカードの読み取り機にかざします。空港の乗客は少ないため、車内は空いています。中央部に荷物が置けるスペースがありますから、大きなバッグの持込も問題ありません。また、バスには警備員も乗っているので安心、安全です。


 そもそも、メトロバスのような乗り物はバス・ラピッド・トランジット(BRT:バス高速輸送システム)と呼ばれ、専用路線を使って都市部の渋滞にも大きな影響を受けずに走れるのが特徴です。メキシコでも主な路線ではそうなっているのですが、この4号線は道幅が狭いダウンタウンを抜けるため、一般道を走行します。


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 こんなに狭いところを通る。


 さらに、シティの中心部では小さな商店が立ち並び、買い物客などでごったがえす通りを走るため、バスのスピードは極端に遅くなります。ただ、窓の外ではたくさんの人が行き交っており、観光客は危険で歩けないようなメキシコの下町の風景が見られるのは楽しいかもしれません。私の妻は、初めてのメキシコシティですから、その乱雑なエネルギーが迸るような光景に驚いているようでした。

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 メキシコシティ中心部は人が多いです。


 空港から1時間以上かかって、ようやくシティの中心地であるアラメダ公園に到着しました。車内アナウンスで「次は停車駅はイダルゴ」と告げられ、バスは路面電車の駅のような停留所に停まります。一般的なバスと違って降車ボタンを押す必要はありません。

 私たちが宿泊する日本人御用達の宿「サン・フェルナンド館」はここから歩いて10分程度。タクシーや地下鉄に比べて時間はかかりましたが、快適に移動できたのはよかったです。これからも、空港からシティ中心部への移動はメトロバスを使おうと思いました。



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メリダの郷土料理レストラン「ラ・チャヤ・マヤ」

 2016-03-08
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 ラ・チャヤ・マヤの外観はエレガントな感じ


メリダ最終日の夜。

 今夜のディナーは、メリダの郷土料理店として有名なレストラン「La Chaya Maya(ラ・チャヤ・マヤ)」に行くことにしました。この店は、メリダの中心部に2店舗あります。

 1軒は中央広場から北に2ブロックのビルの1階にあります。ガラス越しにレストラン内が見えるのですが、こちらはカジュアルな感じで、気軽にユカタン料理を楽しむのに向いています。もう1軒は、中央広場から北に3ブロックの所にあるサンタ・ルシア公園の近くにあります。コロニアル様式の格式ある感じの建物で、外から見ると、ちょっと高級そうな感じです。

 カジュアルなほうの店では、すでに食事をしたので、今回は高級そうに見える店に行くことしました。実は、建物が違うだけで、この2軒の値段は変わらないのです。 

 いつも通り、少し早めの7時ころにレストランに着いたのですが、すでに中庭のテラス席は満員状態。案内の女性にすすめられたのは、建物の中の席でした。テラス席のほうがムードがあっていいのですが、仕方ありません。


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 人気のレストランですから混んでいます。手前の民族衣装の女性はトルティーヤを焼いています。


 注文したのは、「タマル・コラード」と「TIKIN XIC(ティキン・シック)」。タマルはトウモロコシの粉を調味料と共に練り、バナナの皮に包んで蒸したものです。大きなチマキみたいなもので、ボリュームがあっておいしいです。ティキン・シックは鶏ではなく、魚介類をバナナの皮で包んで蒸したものです。ユカタン料理ではバナナの皮が必需品ですね。


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 料理はこんな感じで出てきました。


 ティキン・シックの味は…悪くないのですが…魚料理が好きな日本人としては、香辛料の使いすぎは素材の味が損なわれてよろしくありません。味の強い豚や鶏ならいいと思いますが、これはいまいち。

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 タマル・コラードはボリュームがあって、おいしい。けど、重い…。


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  ティキン・シックはこんな感じで、素材の味がよく分からない。


 店の雰囲気はよかったのですが、料理の選択を間違えた感じです。これなら、もう一軒のラ・チャヤで食べた、4皿のユカタン料理をセットにした「クワトロ・ユカス」のほうがおいしくて、満足できました。


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 クワトロ・ユカスは4つの料理が楽しめる。これで二人分の量がある。


 この料理に白ワインやリモネードなどの飲み物をつけて、370ペソ(2500円くらい)。チップ込みで3000円ほどでした。やはり安いですね。ただし、お店の評価は星3つ。別の料理を食べていればもっと高く評価できたかも・・・・。

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 トルティーヤ焼きの女性たちがいるので、焼き立てをいくらでも食べられる。


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タグ : ユカタン

シビルチャルトゥン遺跡に行く!

 2016-03-04
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 シビルチャルトゥン遺跡の神殿


メリダ滞在4日目。

 今日は、シビルチャルトゥンという、一般にはあまり知られていないマヤの遺跡に行くことにしました。 場所はメリダの北、約15kmくらいのところです。タクシーで行くにはちょっと遠いため、中心部にあるローカルバスのターミナルに向かいました。

 このターミナルからはユカタン北部の主要港プログレソ行きの長距離バスが頻繁に出ています。シビルチャルトゥン遺跡は、窓に「Dzibilchaltun(シビルチャルトゥン)」と書かれた、市内循環バスで行きます。これは、遺跡への入り口で降りられて便利ですが、本数が少ないのです。

 バスを降りて約5分ほど歩くと遺跡の入り口です。無名な遺跡の割には、かなり立派な管理棟が作られています。まず、博物館を見ますが、これも立派な施設です。

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 遺跡の入り口。有名な遺跡のように立派な施設。

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 博物館も立派。これは遺跡から出た石碑。


 遺跡に向かうと、サクベという古代の道路に出ました。この道の東に「7つの人形の神殿」があり、西に都市の中心部があります。両者の距離は500mくらいです。まず、東側の神殿に行くことにしました。

 写真のように、いかにも神官が儀式を行いそうな感じがする建物が「7つの人形の神殿」です。この建物から発見された7体の土の人形から、この名前がついたのです。


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 サクベの先に「7つの人形の神殿」がある。


 都市の中心と神殿が東西に位置していることから、昼夜平分時(春分、秋分の日)に都市側から見ると、太陽が昇る際に神殿の窓から顔を出すようになります。この日には、窓から顔を出す太陽を見ようと、大勢の人が集まるのですが、これが地味なシビルチャルトゥン遺跡を有名にしていると言えます。

 次は、サクべを通って、都市の中心部に向かいます。都市の中心部に入る入り口に建つのが「建造物36」というピラミッド型の神殿です。高さは20m程度ですが、重厚感があっていい形です。この上から見ると、中央広場とその周囲に建てられた神殿群を見渡すことができます。


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 ピラミッド型の建造物36


 この遺跡で面白いのは、中央広場近くにまるでプールのようなセノーテがあることです。石灰岩の大地を通過して湧き出す水は澄んでおり、たくさんの魚も泳いでいます。数人の客も気持ちよさそうに泳いでいます。休日になると、メキシコ人は遺跡の入場料が無料になるため、たくさんの人が水浴びに来るそうです。


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 低い建造物に囲まれた中央広場


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 セノーテでは水浴びする人が多い。


 この遺跡、まだ発掘していない場所も多いですし、見所もあまり多くはありません。しかし、神殿群やセノーテに特徴があり、メリダからも近いことから、時間が空いたら行ってみる価値があると思います。

 帰りは、本数が少ないバスを待つのは辛い感じです。係員に聞くと、「近くにあるチャブレカルという町までバイクタクシーで行けば、メリダ行きのコンビが出ている」と言います。そこで、遺跡の前にいたバイクタクシーに乗って町まで行ってみました。

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 これが近距離専用のバイクタクシー。

 バイクタクシーから降りた場所で待つと、10分ほどでコンビと呼ばれるワンボックスカーがやってきました。メキシコの地方の町や村ではこのコンビが大活躍しています。料金も路線バスとほぼ同じで、本数が多いために非常に便利です。ちなみに、チャブレカル行きのコンビはメリダのカテドラルの裏側にある道路で乗ることができます。



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人気のイタリア料理店に行く!

 2016-02-27
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 イタリア料理の店「Oliva Kitchen & Bar」


メリダ三日目の夜。

「今夜のディナーも人気店に行こう!」ということで、トリップアドバイザーで第3位となっているレストランに決めました。

 「Oliva Kitchen & Bar」というイタリア料理の店です。場所は、中央公園から北に6ブロックほど離れていますが、歩いて15分程度。人通りが少ない少し寂しい通りですが、特に危ない地域ではありません。 

 人気店で待つこともあるというので早めに行ってみました。外観からして、隠れ家的なこじんまりした店で、店内もテーブルが5~6席ほどしかありません。しかし、インテリアの感じもよく、料理に期待が持てそうな雰囲気です。

 イタリア料理ですので、まずは、ワイン。メニューの最初にあったサンタ・カロリーナの白をグラスで頼みました。これはチリ産ですが、驚くほど口当たりがよく、酸味や甘みもほどよくて、おいしいです。

 前菜としてブルスケッタを頼みました。トーストの上にチーズやトマト、パプリカなど3種類の具が乗ったもので、ワインによく合います。


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  おいしい白ワインとブルスケッタに満足。


 そして、グリーンサラダと、パスタは“お勧め”というカルボナーラをお願いしました。

 実は、私はカルボナーラがあまり好きではありません。日本のイタリア料理店で何度も食べましたが、味がしつこいし、ベーコンも苦手で、うまいと思ったことがあまりないのです。しかし、ここのカルボナーラは、ソースとチーズのコクがほどよく、しつこさもなくて、おいしかったです。


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 カルボナーラもおいしい。


 しめは、エスプレッソとデザート。店員にお勧めを聞くと「パンナコッタ」と即座に言います。そこで、私はパンナコッタ、妻はティラミスを頼みました。

 出てきたティラミスは大きく、普通においしいです。パンナコッタは、洒落てはいますが、少し物足りない感じ。「何でお勧めなのかな?」と思ってしまいました。


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 ティラミスは大きい!


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 パンナコッタはちと物足りない。


 お勘定は640ペソ。チップ込みで700(5000円くらい)ペソです。メリダのレストランでは少しお高めですが、馴染み客が多いようで、時間が遅くなると満席で入れません。
 
 この店は雰囲気も料理も気に入りました。昨夜の「Apoala」より評価は上で、星4つです。

 また、この店に来たい!


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マヤパン遺跡に行く!

 2016-02-26
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 マヤパン遺跡


  メリダ滞在3日目。今日は、マヤの遺跡を訪問します。
  
 メリダ周辺の主要なマヤの遺跡は、すでに行ったのですが、まだ行っていない遺跡が数カ所あります。今日はその中でも名前が知られている、マヤパン遺跡に行くことにしました。

 ローカルバスで行けるというので、中央広場の南東にあるノレステ・バスターミナルに向かいました。ターミナルで係員に聞くと「バスがすぐ出る」というので、あわてて飛び乗りました。マヤパン遺跡の前を通る路線バスは1時間に1本ほどあるようです。

 2等バスは客を乗せたり降ろしたりしながら、のんびりと走り、30分ほどでアカンケという町に着きました。この町にも遺跡があり、バスの窓から中央広場付近のピラミッドが見えます。そこで、帰りに寄ってみようと思いました。

 バスはさらに30分ほど走り、幹線道路上で停車しました。運転手が「この先が遺跡だよ」と教えてくれたので下車。同じバスに乗っていたカナダ在住の中国人夫婦と共に、取り付け道路を100mほど歩くと入り口に着きました。


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 遺跡の入り口。


 入場料を払って中に入ると、中規模のピラミッド神殿や各種建造物が点在しているのが見え、こじんまりとしています。

 マヤパンというのは1220年代から1440年ころまで栄えた、マヤ文明の中では新しい時代に属する都市です。それ以前のユカタン地方はチチェン・イッツアの支配下にあったのですが、この支配者に対する反乱が起きてチチェン・イッツアは衰退、放棄されてしまいます。その後、反乱を起こした者たちを中心に、チチェン・イッツアから100kmほど離れた場所に新しい都の建設が進められました。これがマヤパン(マヤの旗)です。


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 ピラミッドの上から見た景色。


 都市の特徴は、外敵からの防御のため周囲を防塁で固めていたこと。外周が4kmほどの狭い城壁の内側に神殿や宮殿と共に、数多くの住居がひしめいていたとされています。ただ、巨大都市チチェン・イッツアと比べると、規模も小さく、見るべき建造物も少ないのです。このため、ミニ・チチェン・イッツアなどと呼ばれることもあり、よほどの遺跡好きでなければここまで来ません。

 私もほとんど期待せずにやってきたのですが、実際に見た感想は「思いの外いい遺跡」でした。

 その理由は主に二つ。一つは、ピラミッドなどの上に登れることです。以前は、チチェン・イッツアもピラミッドなどに登ることができましたが、今ではどの建物も「登れない」、「中に入れない」で、どうにもつまりません。

 その点、ここではピラミッド神殿の上に登り、遺跡はもとより周囲の雄大な景色を楽しむことができます。この日は強風が吹いていましたので、ピラミッドの上に登ると風に煽られて飛ばされそうになるほどでした。それでも、頂上の気持ちよさは格別です。また、ピラミッドの崩れた急な階段を上り降りする際に感じる恐怖も楽しいアトラクションになります。


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 ピラミッドに上るのは階段が急でかなり怖い。


 もう一つは、細かく見ていくと壁面彫刻や彩色壁画が残されている場所があり、想像力を刺激されることです。特に彩色壁画は色がハッキリ残っており、古代マヤの人々の息吹を感じることができます。また、チチェン・イッツアのように、団体客の後ろに並ぶ必要がないため、好きな所で思う存分見ることができるのも嬉しいのです。


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 ハッキリ残っている壁面彫刻が面白い。


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 鮮やかな青色が残る漆喰壁画。


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  雨の神チャックの顔も残っている。


 やはり遺跡訪問というのは、ただ見ればいいのではなく、様々な場所に立って、古代の人々が生きた時代や生活、思いなどについて考えをめぐらすことが必要です。それが無ければ、ただ、大きな廃墟を眺めるのと同じです。

 そういうゆとりが持てるマヤパンは「いい遺跡」だと思うのです。

 チチェン・イッツアを「いまいち」と言っていた妻も、マヤパンは「素敵なところだった」と評価していました。

 ただ、この日は天気が悪く、強風が雨雲を呼び寄せたようです。遺跡に入ってから2時間ほど経ったころ大粒の雨が降り出しました。あわてて、出入り口の監視小屋に避難し、バスのことを係員に聞くと、「1時間に1本は通るが、いつ来るか分からない。道路に出て待て」と言うのです。

 しかし、雨の中で長時間バスを待てば濡れてしまいます。困りましたが、バスは今にも通るかもしれません。濡れるのを覚悟で道路まで出てみました。すると、運よく、5分ほどでバスが来たのです。

  バスに乗り、空いていた席に座ると、この雨の中をアカンケで降りて遺跡見学する気が失せました。マヤパン遺跡に満足していたたことも大きいと思います。



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タグ : マヤパン
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