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メキシコの「すき家」に行ってみた。

 2014-04-01
 メキシコはアメリカの影響で日本料理がかなりポピュラーになっています。20年前、メキシコシティで暮らしていた時も、単に日本料理店が多いだけでなく、ショッピングモールのフードコートにもすし屋があるし、寿司の折詰を売っているスーパーもあるなど、その浸透度の高さに驚いたものです。

 今回、メキシコ料理を食べ続けた旅行の最後にメキシコシティに滞在するということで、日本料理も少し食べたいなと思いました。ただ、日本料理もどきの店はともかく、本格的な日本料理屋は値段が高いため店選びに困りました。そんな時、同宿の年配の女性が「あんた、牛丼好きでしょ。食べに行きなさいよ」と言うのです。

 メキシコシティに牛丼屋があるのを知らなかった私が聞くと「コヨアカンにすき家がある」と言うのです。彼女は、自分も牛丼が食べたかったものの、店の場所が遠いため、私に買ってきてほしかったのです。

 こうして、地下鉄コヨアカン駅の近くにある「すき家」にでかけることになりました。駅を出ると、そぐそばにセントロ・コヨアカンというショッピングセンターがあります。かなり大きなセンターですが、案内板には「すき家」がありません。おかしいなと思いながら中をうろうろと探すと、フードコートの一角に、日本でおなじみの「すき家」マークを付けた店がありました。

 平日の夕方でお客は少なく、店員の女性は片言の日本語で案内をしてくれました。聞くと「日本語を勉強していて、いずれ日本に行きたい」と言います。「それなら、すき家はいいアルバイト先だ」と言うと笑っていました。

 日本と違うのは、セットメニューが多いことです。お薦めの「コンボ・クロケッタ」は、牛丼と味噌汁にコロッケが付いています。牛だけでなく温野菜が乗った「ベジー・ギュウドン」や、定番の「ギュウドン・コン・ケソ(チーズ牛丼)」もあります。コロッケ好きの私は、「コンボ・クロケッタ」にしました。

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すき家のメニュー


 日本の牛丼とは微妙に味が違うのですが、大きな違いはなく、おいしいです。ただ、コロッケが大好きな私としては、このコロッケはいまいちだと思いました。日本とはイモが違うので仕方ないのかもしれませんが・・・。

 食事後、牛丼の大盛りを持ち帰りましたが、地下鉄が満員で車両に乗れない人が大勢いるラッシュに当たってしまいました。ビニール袋にぶら下げた牛丼が地下鉄内で人に押されて大変です。必死で、牛丼がひっくり返らないように守り抜き、40分もかけて宿に帰り着いた時にはヘトヘトになっていました。それでも、牛丼を渡すと、おばさんが喜んでくれたのがなによりでした。

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苦労して運んだ牛丼におばちゃんも笑顔。


 その後、宿の女主人などと「すき家」の評価を話しました。私は、「コンボ・クロケッタ」のMサイズが59ペソ(480円くらい)というのは、日本とあまり変わらず、メキシコにしては少し高いのではないかと思いました。しかし、彼女は「安いでしょ」と言います。メキシコでは日本食は高級だから、その価格は安いというのです。ただ、メキシコ人は牛丼を知らないので、商売的にはまだ難しいかもしれないと付け加えました。

 私は、値段は決して高くないとしても、量が少ないと思うのです。私が食べたMサイズの牛丼は日本より少ない感じがするほどです。メキシコの料理は量が多いのが一般的ですから、これは不満です。あまり食べない私でさえ、MサイズがS、LサイズをMにしたらいいと思うのですから、若者はもっとそう感じると思います。

 まあ、メキシコに行ったら、試しに「すき家」に寄ってみてください。




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メキシコのウォルマートは信用するな‼!

 2014-03-31
 メキシコシティには昔から大型のスーパーマーケットが数多くあり、日本食品などの品揃えもいいので買い物によく利用していました。

 今回、メキシコに来て驚いたのは、それらのス―パーが米国資本のウォルマートに変わっていたことです。ペンション・アミーゴから歩いて10分ほどのところにあったスーパーも、国立自治大学の近くにあったスーパーもウォルマートに変わりました。

 まあ、それはメキシコの事情ですからいいのですが、このスーパーのレジはどうも信用ならないのです。


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メキシコの大型ショッピングモール(ここにはウォルマートはない)。

 シティについて間もなく、同宿の二人の旅行者とこのウォルマートに出かけました。ビール、インスタントラーメン、野菜、肉など、三人共同の食材を買ってレジに並んだとき、同行の一人が「よく間違えるから、レジには注意したほうがいい」と言うのです。

 しかし、ここのレジは日本と同じで、野菜などを除いてバーコード入力が主ですから、そんなに間違えるはずがないと私は思っていました。レジ係が表示された請求金額を言い、それを支払った後、同行の彼が渡されたレシートを一生懸命に見ています。そして、レジ係にむかって「これ、おかしいだろ」と言ったのです。

 私がレシートを見てみると、買っていない物の値段が打ち込まれています。レジ係は渋い顔をして、何も答えません。そこで、「ちゃんと見てくれ。これ、買ってないよね!」と詰め寄りましたが、相手は無反応です。レジは停止したままですから、後ろに並んでいる人たちは暗い顔で成り行きを見守っています。

 しばらくすると、女性の責任者のような人が来て、レジートを確認し、お金を返してくれました。その後で、同行の彼が「レジ係はミスがあっても自分では何もできないのでマネージャーが来るまで待っていたんだ」と解説してくれました。

 これで終われば「そういう間違いもある」というだけですが、翌日またこの店に買い物に行くと、またしても合計金額が違っているのです。同じように文句を言って、また、お金を返してもらいました。私たちは「レジ係はミスしているのか、それとも外国人だからわざと間違えて、余分な金を懐に入れようとしているのか」と議論しました。たぶん、後者であろうというのが結論です。

 その後、別の二人の旅行者とウォルマートに行くことになりました。私は事前に二人に「ここのレジはいいかげんだから気を付けたほうがいい」と注意しておきました。

 かなりたくさんの食料を買い、レジに行きました。しかし、現金が足りなかったので、一人のクレジットカードで支払ったのです。今度は大丈夫だろうと思ったのですが、二人がレシートを見てヒソヒソ話しています。私が「どうしたの?」聞くと、「ビール6本パックがダブって入力されている」と言います。確認すると、確かに二重に印字されています。二人はスペイン語ができないので、私がレジ係に文句を言いました。

 すると、「確かに間違って二重に入力したが、それはキャンセルして、一つ分を新たに入力した。問題ない」と突っぱねます。しかし、どう計算しても、合計額が高すぎます。100円、200円ならまだしも、1000円近い誤差があるのですから、引き下がるわけにはいきません。しかし、何と言っても、レジ係は「問題ない」と言うだけです。

 「くそー、どう言ったら間違いを認めるんだ」と、こちらも困り果てました。日本なら買ったものを確認すればすぐ間違いだとわかるのに、この店の若い男のレジは、計算が満足にできないからなのか、確認する気がないのです。同行の一人が、計算機を出して、トータル金額とレシートの差を示しますが、無視しています。

 困り果てた時、また、例の女性マネージャーがやって来ました。「どうしたの?」と言うので、私が説明すると、レジ係が「そんなことはない」と反論します。マネージャーはレシートを確認し、涼しい顔で「二重入力がキャンセルになっていないわ」と言いました。さすがに、レジ係も「あ、そう・・・」と言って引き下がりました。

 ただ、「クレジットカード払いのお金はここでは返せない」と言うのです。そこで、クレーム処理係のデスクまでレシートを持って行き、そこで、またトラブルを説明し、ようやく間違えた分が返ってきました。

 大変なことになったものですが、前回とは違い、今回はレジ係があまりのアホだったために起きたことです。このレジ係、私たちが買った野菜の名前が分からなくてレジが打てず、隣にいた袋係の女の子に聞いていたのです。そこで私が野菜名を言うと、「あ、そう・・・」とすましています。高校生くらいの女の子も苦笑いしていました。

 昔、国立自治大学の近くに住んでいた私は、週に一度は大型スーパーマーケットで買い物をしていましたが、こんな間違いはありませんでした。ウォルマートが悪いのかどうかわかりませんが、これでは安心して買い物もできません。これから、メキシコのウォルマートで買い物をする人は、是非ご注意を。


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世界遺産の巨大遺跡、テオティワカンへ行く!

 2014-03-27
 メキシコシティ近郊の定番観光地と言えば、何と言ってもテオティワカンでしょう。

 私が宿泊したサンフェルナンド館でも、多くの泊り客がこの巨大遺跡に行くと言って出かけます。

 私は34年前に一度ここに行きましたが、それ以来、行く機会は何度もあったものの、行ったことはありません。なぜかと言えば、最初の印象が、あまりにもつまらなかったからです。今回は、前回の訪問から長い時間がたち、かなり変わったところもあるだろうと考え、出かけてみることにしました。同宿の若者二人も行くというので一緒に出発しました。

 シティの北ターミナルからテオティワカン行きのバスに乗り、約1時間ほどで遺跡の入り口に着きました。地図によると遺跡の出入り口は5カ所あるのですが、今回入ったのは南西の第1出入り口からです。ここから入るのであれば、まず近くにあるケツアルコアトル神殿を見てから北に位置する太陽のピラミッドを目指すのが効率的です。しかし、出入り口が複数あるとは知らなかった私たちは、「まず、太陽のピラミッドに登ろう」ということで、そこから北に向かってしまったのです。これが間違いでした。

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炎天下の死者の大通りを歩く。

 広大なテオティワカンは、死者の大通りという広い道が南北に貫いており、この両側にピラミッド神殿や宮殿、住居跡などが並んでいます。私たちが遺跡に入った場所から太陽のピラミッドまでは2㎞ほど離れているのですが、周囲には高い建物や樹木がほとんどないため、日陰もないのです。高原の砂漠地帯ですから、強い日差しが容赦なく照り付けます。気温は40度近くあるでしょう。脱水症状を起こさないように、途中で買った水を飲みながら、炎天下を歩き続けました。

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大通りの途中にある広場。周囲には様々な建造物が並ぶ。

 周辺の見学をしながら1時間ほどで太陽のピラミッドに着きました。しかし、目の前にそびえるその大きさに、頑張って登ろうという気持ちがなかなか出てきません。二人の若者がどんどん登っていくので、私もなんとか着いて行こうと思い登り始めました。

 太陽のピラミッドは、高さが65mあります。メキシコ・中米地域では、先日紹介したチョルーラのピラミッドがほぼ同じ高さですが、グアテマラのエル・ミラドールにあるラ・ダンタというピラミッドは72mもあるそうです。チョルーラのピラミッドは比較的簡単に登れるのですが、太陽のピラミッドは太陽が容赦なく照り付ける斜面の階段を上りますので、非常に疲れます。傾斜がきついという人もいますが、マヤのピラミッドに比べればなんてことはない角度です。

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太陽のピラミッド。近くで見るとやはり大きい。


 頂上に着くと、目の前の死者の大通りと、その北の突当りに高さ47mの月のピラミッドが一望できます。遺跡の景色はなかなかいいのですが、周囲の自然は茫漠たる荒野が続いているだけという感じです。頂上にはパワースポットとされる小さな金属が埋め込まれていて、それに触ろうとするメキシコ人が集まっています。日本人より迷信深いメキシコ人の方がパワースポットのような見えない力に対する関心が高い感じがします。

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ピラミッド上部の階段から見た死者の大通りと月のピラミッド(右端)。

 太陽のピラミッドから降りると、暑さと疲れで、それ以上歩きたくなくなりました。しかし、まだ、月のピラミッドや宮殿が残っています。若者二人もさすがに疲れたようで、「もう月のピラミッドはいい」と言います。私はケツアル・パパロトルの宮殿だけは見たかったので、二人を促して月のピラミッドの近くにある宮殿に向かいました。

 遺跡の北西に第3の出入り口がありますが、ここから月のピラミッドに向かう途中にあるのが、ケツアル・パパロトルの建物や羽毛のある貝の神殿です。テオティワカンには繊細な彫刻が少ないのですが、ケツアル・パパロトルの宮殿の柱にはケツアル鳥と蝶(パパロトル)を合体させたレリーフが施されています。その眼には黒曜石がはめ込まれていて、見栄えがよくなっています。

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宮殿の柱に施されたケツアル・パパロトルのレリーフ。

 本来であれば、これで見学を終え、近くの出入り口から出てバスを待てばいいのですが、私たちはケツアルコアトルの神殿をまだ見ていません。二人も「これは絶対に見たい」と言うので、今度は死者の道を2km以上戻ることになりました。行きは、それでも周囲の建造物や遺構を見学しながらでしたので、それほどきつくはなかったのですが、帰りは炎天下をひたすら歩くのみです。しかも、死者の大通りが平坦なのは太陽のピラミッドの少し先までで、そこからは広場に続く階段を上ったり下りたりの、アップダウンがあるのです。

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死者の大通りの北端から南を望む。左にあるのは太陽のピラミッド。
 
 ケツアルコアトルの神殿を取り巻く、城壁まで辿り着くとへとへとになっていました。ケツアルコアトル神殿は、シティの人類学博物館に実物大の美しい復元模型がありますが、テオティワカンのハイライトと言えるピラミッドです。以前はピラミッドの下の見学道路を通って見たのですが、現在は向かいの神殿の上に登って見るようになっています。ピラミッドの壁面に据え付けられた羽毛の蛇ケツアルコアトルや雨の神トラロックの像が近くで見れるように、神殿の途中まで降りることができる見学路も備えられています。これを見ると、あきらめずに来てよかったと思いました。

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階段状ピラミッドの神殿の反対側にケツアルコアトル神殿がある。


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ケツアルコアトル神殿の壁面に据えられた神の像。


 後から人に聞くと、太陽のピラミッドに上ったのが間違いだというのです。テオティワカンには興味深い場所がたくさんあるのに、山登りで力を使い果たすから重要な場所を見れなくなるというわけです。そういえば、今回も見たいと思っていたのに見れなかった場所が結構あるのです。でも、もう一度行く気には当分なれそうもありません。
 


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メキシコシティの日本人宿の話

 2014-03-23
 メキシコシティに戻り、日本人宿に滞在しました。

 ラテンアメリカでは、主要都市に日本人相手の宿泊施設がありますが、現在、メキシコシティには3軒あるようです。

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メキシコシティ中心部にある天使像


 私は、以前、「アミーゴ」という宿に宿泊したのですが、ここはバックパッカーを中心とした安宿ですので、値段が安い分、部屋などはあまりきれいではありませんでした。そこで、今回は少し値段が高いものの、比較的きれいだという「サン・フェルナンド館」に泊まることにしました。

 場所は、シティの中心にあるアラメダ公園の近くにあるサン・フェルナンド教会の前です。実は、アミーゴもアラメダ公園から徒歩10分と近い位置にあります。

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日本人宿の屋上。向かいにあるのがサン・フェルナンド教会。


 アミーゴと違い、事前予約が必要だということで、プエブラの公衆電話から部屋を予約しておきました。到着すると、宿を管理している日本人の男性が迎え入れてくれました。

 玄関を入ったところが広い居間になっていて、食事をするための大きなテーブルや宿泊客がくつろげるソファなどが置いてあります。その隣がキッチンで、宿泊客が調理できるように器具や食器が用意されています。カウンターの上にはコーヒーサーバーが置かれていて、いつでも自由にコーヒーが飲めます。

 部屋は1階にドミトリー、2階と3階に個室があります。私は、シャワーなしの個室を選び、3階の部屋になりました。部屋にはシングルベッドが二つ置いてあります。ほかには机とイスがあるだけのシンプルな部屋ですが、毎日掃除をしてくれるので清潔な感じはします。共同トイレ・シャワーは4つあり、使い勝手は悪くありません。かなり熱いお湯がでますので、薄ら寒いシティでも快適に過ごせます。

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宿の3階から見た1階の居間。館内はオシャレな感じだ。


 宿の主人はメキシコ人の女性ですが、日本語が堪能で、話しやすい人です。宿泊代はバス・トイレ共同シングルが15USドル。アミーゴより少し高い程度ですので、私個人的にはこちらの方がお薦めです。

 ただ、ここはバックパッカー向きではないかもしれません。同宿のベテランバックパッカーが、「ここの宿泊客は旅の初心者が多くて、話があまりできない」と嘆き、間もなくアミーゴに移って行きました。日本人宿の楽しみは、旅行者同士で情報を交換したり、様々な方法で交流することですが、短期旅行者は2、3人で来ることが多く、あまり他の人と交流したがらない傾向があります。別の場所で日本人宿の楽しさを知った人には、こうした素っ気ない感じが面白くないのはよく理解できます。

 私が違和感を覚えたのは、宿泊客の多くが判で押したように同じルートで旅行していることです。メキシコシティ、カンクン、ペルーのクスコ、マチュピチュ、ボリビアのウユニという感じです。これは、テレビやネットの影響でしょう。こうしたメディアが「ここがいい」というと、みんな同じルートで旅をするようになります。

 「そんな旅行しても、たいして面白くないと思うよ」と私が言っても、すでに航空券を買っているのですから変更できるわけもなく、私の言葉は単なるいちゃもんにように聞こえるでしょう。結局、あまり話さないほうがいいとなるわけです。これが長期旅行のバックパッカーなら、ほとんど予定など立てずに旅行していますから、人の話を聞いていいと思ったところに自由に行けます。私も、そのようにして感動的な場面に何度もあいました。まあ、同じ旅行者でも旅の手法も考え方も違うので、仕方ないとしか言えません。

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高級住宅地のポランコは日曜の散歩が楽しい。


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散歩すると面白いものが見つかるシティの中心部。


 それでも残念なのは、せっかくメキシコに来たのに、メキシコをほとんど見ない人が多いことです。そこで、帰国便まで数時間あるという若者たちの希望を聞いて、ソカロ広場や国立宮殿などを案内してみました。彼らは、シティにいながらそんな場所があることさえ知らなかったそうです。そして、時間がないことを悔やみ、「春から就職するので、もう旅行はできないと思う」と寂しげな顔をしていました。

 それが普通の日本人なんだと思うと、こっちまで寂しくなりました。



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メキシコで最大のピラミッド チョルーラ

 2014-03-15
 今回は、プエブラ周辺の最大の見所であるチョルーラのピラミッに行きます。

 あまり知られていないのですが、トラチウアルテペトル神殿と呼ばれるこのピラミッドは、底辺が400mを超えており、世界最大と言われるエジプトのクフ王のピラミッドの倍近い大きさになるのです。ただし、高さがクフ王は146mあるのに対し、こちらは60mちょっとしかありません(破壊される前は80mくらいあったということです)。それでも、テオティワカンの太陽のピラミッドと高さがほぼ同じですから、メキシコでは最大のピラミッドになります。ちなみに、隣国グアテマラには高さ72m、底辺620×314mもあるピラミッド、ラ・ダンタがあります。

 街の中心近くにあるチョルーラ行の乗り場から出発したバスは、途中、お客を乗せるために何度も止まりながら、ゆっくりと走ります。20分ほどでチョルーラの街に入ると間もなく、山の上にキリスト教の教会が建っているのが見えます。この山がピラミッドなのです。

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住宅地の先の小山がピラミッド

 バスは遺跡行きではないので、運転手にピラミッドに近いところで降ろしてもらいました。10分ほど住宅街の中を歩くと、小山のようなピラミッドに到着です。ここには頂上の教会に登る道と、遺跡見学のための入り口があります。頂上に登るのは無料ですが、遺跡見学は52ペソ(400円くらい)の入場料が必要です。

 遺跡見学の入り口を入ると、人がなんとかすれ違いできるくらいの狭いトンネルが続いています。その中には電灯がともり、ところどころに説明板も置いてありますが、息苦しい感じがして、ひたすら歩くのみです。ピラミッドの内部を見ると、古いピラミッドの上に新しいピラミッドを重ねて作ることで大きくしていったことが分かるようなのですが、狭くて薄暗いトンネルの中にいると、そんなことはどうでもよくなってきます。

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 ピラミッド内部の見学通路。

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ピラミッドの構造模型。外側のピラミッド中に古い時代のピラミッドが埋もれているのが分かる。


 ピラミッドの外に出て南側に回ると、神殿の基台部分が修復されているのを見ることができます。ここにはこれまで2度来ています。最初にここに来た30年前はこうした修復はほとんど行われていませんでしたが、20年前に来た時には、正面の大階段とその周辺まで修復が進んでいました。現在は、さらに周囲の発掘調査が進んでいるのがわかりますが、その進み方は、20年たっても大きな変化がないほど非常にゆっくりしたものです。

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ピラミッド南側の発掘調査と修復をしている部分。


 ピラミッドの西側に回ると、神殿の基台部分が妙に綺麗に修復されています。南側の基台部分と比べると作り物感が強すぎて違和感があります。ただ、分かりやすい形と上に登れることから観光客には人気で、大勢の人たちが写真撮影に熱中していました。

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ピラミッドの西側の神殿の基台部分。妙に新しい。


 次に、ピラミッドの上に登ってみました。60mちょっとある頂上まで、なだらかな坂道が設けられていて、途中には物売りがいくつもの屋台を出しています。この日ほ日曜日とあって、観光客と教会に参拝する地元の人たちが大勢歩いており、大賑わいです。

 頂上にあるロス・レメディオス教会は小さいですが、30年前と同じように外観も内部の主祭壇も美しく、地元の人たちの信仰を集めている様子が分かります。実は、アステカ帝国の衛星都市だったチョルーラを征服したスペイン人たちは、異教の神殿を破壊した後に50のキリスト教会を建設したそうです。


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ピラミッドの頂上にあるロス・レメディオス教会


 ピラミッド頂上の教会と共に、それほど大きくない街に50もの教会があるのですから、異教の神は完全に封じ込められたということでしょう。ピラミッドの上に登ると、街中は言うに及ばず、人家もまばらな田園風景の中にもあちこちにキリスト教会の塔が見えるのです。これだけの数の教会を住民の力だけで維持できるのか疑問になるくらいです。

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ピラミッドから見たチョルーラの街。小さな町だが教会が多い。

 ピラミッド頂上からは周囲の景色が良く見えます。同じ高さのテオティワカンの太陽のピラミッドは、360度同じような荒野しか見えないので、あまり面白くないのですが、ここは違います。近くにチョルーラの街があり、緑豊かな田園があり、遠くにはプエブラの都市があり、さらにメキシコで最も有名なポポカテペトルとイスタシワトルの二つの山が聳えているのも見えます。これだけ美しい風景が見れるピラミッドはあまりないと思います。

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眠っている女性の横顔の形をしているとされるイスタシワトル山。


 遺跡とピラミッドの上からの景色を満喫した後、帰ることにしました。バスが通っている道路まで歩こうと思った時、ピラミッドの横の道路をバスが走っているのが見えました。フロントに「セントロ・プエブラ」と書いてあったので、プエブラの中心部まで行くと思って飛び乗ったのですが、これが間違いでした。

 確かに、バスはプエブラに行くのですが、チョルーラの市内をあちこち回った挙句、とんでもない遠回りをしてプエブラのバスターミナルCAPUに着いたのです。そこから、バスを乗り換えて中心部まで行くことになり、普通なら20分で行くところ、約2時間もかかりました。

 バスに乗る時は、運転手によく聞かなければだめですね。



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