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ペルーで3800年前のレリーフ壁画が発見!!

 2018-08-21
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 南米ペルーの首都リマの北部にあるビチャマ遺跡で、先週、約3800年前のものと推定されるレリーフの壁画が発見されました。
 壁画が見つかったのは石と泥で作られた幅2.8m、高さ1mの壁。表面を漆喰状の泥で化粧し、そこに人の頭、ヘビ、種をレリーフ(浅浮彫)しています。
 ペルーの海岸地帯で栄えた他の文明も、こうしたレリーフの壁画を残していますが、これだけ古い時代のものは珍しいと思います。
 ビチャマは、リマの北140キロメートルを流れるウアウラ川の右岸に位置し、先土器期から草創期にあたる紀元前3000年~1800年にかけて栄えたとされています。現在は、ペルー文化庁による発掘調査が行われており、砂漠にの中に残された複数の構造物やモニュメントがあるようです。


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アメリカ大陸最古の都市「カラル

 発掘調査に当たっているのは、もともと、近隣のカラル遺跡を発掘しているチームです。カラル遺跡は5000年も前に栄えた、アメリカ大陸最古の大都市と考えられています。ペルー政府は、カラルだけでなく周辺の主要遺跡の発掘も進め、新たな歴史の発掘と観光の振興を目論んでいるのでしょう。
 カラルやその周辺は、これまであまり注目されていなかっただけに、今後が楽しみです。


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マチュピチュ、もうガイドなしでは入れない!!

 2017-07-22
matyupityunotice.jpg   マチュピチュ入場規制のニュース。「もう、ガイドなしでは遺跡を歩けない」と書かれている。


 マチュピチュの入場方法が今年の7月から変更になりました。

 これまでも、入場者の増大に対する遺跡保護の観点から、様々な制限が設けられてきたのですが、今回の新たな規制は、これまでとは違ってかなり厳しい内容となっています。

 新しい規制は、主に二点あります。
 一つめは、これまでは朝6時から夕方の5時半までとなっていた入場時間が、午前と午後の部に分けられました。
 午前の部は6時から12時まで、午後の部は12時から5時半まで。入場者はどちらかを選ばなければなりません。

 二つめは、入場は必ず正規のガイドと一緒でなくてはなりません。ツアーであればガイドと一緒に行動するので、大きな問題はないと思います。しかし、個人旅行の場合はガイドを雇う必要があるので、コスト負担が大きくなります。

 また、ワイナピチュやマチュピチュ峰への登山は、ガイドが登山口まで案内するだけになるようです。ガイドの主な役割としては、観光客の入場と退場を管理することのようです。

 この規制の話は、今年の4月に現地の旅行社の方から聞いていました。そんな規制が現実になったらますますマチュピチュは行きにくくなると話をしましたが、早速、実現してしまいました。

 私は、規制が始まる前に行っておいてよかったと思いますが、これから個人でマチュピチュに行こうと考えている方には、面倒なことになりました。

 しかし、マチュピチュ人気があまりに高く、毎日、大勢の観光客が遺跡内で行列している状況をみると、仕方ないこととも思えます。

 ローカル列車でのんびりマチュピチュに行き、ほとんど人がいない遺跡で昼寝をした昔がなつかしいです。


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タグ : マチュピチュ

高野潤氏の思い出。

 2016-11-01

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2006年に開かれた写真展のポスター。


 アンデスの写真家として知られる高野潤氏が亡くなったという知らせが来ました。

 高野氏は1972年からペルー、ボリビアを中心としたアンデスの写真を撮り続け、数多くの写真集や著作を出版しています。中南米関連の世界では、アンデスの写真家と言えば、高野氏というほど、他の追随を許さない経験と知名度があった方です。

 私は1983年にボリビアのラパスで氏とお会いし、一緒に酒を飲んだものです。帰国後も付き合いが続き、氏が行きつけの新宿ゴールデン街などでアンデスの話に花を咲かせました。

 その縁もあり、このブログでも氏が著書を出版するたびに紹介してきました。

 ここ数年、高野氏とは定期的に連絡を取っていたのですが、ペルーにでかけている間は連絡がなく。最近は「また、ペルーで写真を撮っているんだろう」と思っていたところでした。

 すでに70近い年齢となりながら、毎年、長期間ペルーに出かけるバイタリティには敬服していました。ただ、一緒に飲んでいても、体調があまりすぐれない様子が見えており、心配もしていたところです。

 ラテンアメリカでつながる貴重な友人を失い、残念としかいいようがないです。

 ご冥福をお祈りいたします。




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マチュピチュの道路が崩れ通行止に!!

 2014-01-13
 ペルーのマチュピチュ遺跡へつながるバス道路が1月10日に崖崩れを起こし、通行不能になっているそうです。

 ニュース映像で見ると、かなり大きな石が道をふさいでいます。いちおうショベルカーも入っていますが、基本的には石を手作業で取り除いているため、道路の復旧には時間がかかりそうです。

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 ただし、歩いてマチュピチュに登る道はあるため、体力に問題なければ遺跡に行くことは可能です。ニュース映像でも、雨の中、合羽を着て山を登る観光客の姿が映っていました。

 マチュピチュ周辺では、雨季に当たる1~2月は毎年何か問題が起こりますので、観光するにも予定通りにはいかないと覚悟したほうがいいと思います。

 私は、昨年2月に行きましたが、この時も大雨で川が増水したことから2日間マチュピチュへの入場が禁止になりました。ツアーで日程が決まっていたら、アウトですね。

 クスコ周辺では毎日のように雨が降りますので、いたるところで浸水被害やがけ崩れなどの問題が起きます。リマからクスコに行く飛行機も、大雨が降ると視界不良ということで飛びません。2時間や3時間遅れるのは日常茶飯事のことですから、これからこの地方に旅行する計画がある方は、余裕を持った日程を組んだ方が無難です。

 それならマチュピチュは乾季に行った方がいいかというと、そうでもありません。

 雨の時期は、美しい周囲の緑に覆われた遺跡が見れますし、なにより雲の中から現れる遺跡やワイナピチュの姿は神秘的で、感動します。乾季では、こうした光景はなかなか見れないと思います。

 この時期の旅行は大変ではあっても、行く価値はそれ以上にあるのではないでしょうか。


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ペルー、リマの海岸に斜めの額縁ホテルが?

 2013-09-22
 観光開発に力を入れているペルーで斬新なデザインのホテルや歩道などの建設計画が注目されています。

 中でも、特に大胆なデザインが「アンバランス(UNBALANCE)」と名付けられたホテル。その名の通り、まるで、フォトフレームが海岸に斜めに突き刺さったような形をしているのです。

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 これを設計したスペインの「OOIIO」という設計会社によると、これまでリマには世界にアピールできるようなシンボル的な建物がなかったので、想像力を刺激する過激で斬新な建物を作りたかったということです。

 建設計画ではこのホテルには125の客室、会議場、屋上レストランなどがあるそうです。室内はもちろん水平になっていますが、一部には非垂直の空間も取り入れるそうです。
 建設場所は、この絵の感じからは、首都リマの高級住宅街であるミラフローレスの海岸沿いにある崖を想定しているようです。ただ、今はまだ提案している段階で、この設計を受け入れる企業も決まっていません。

 あまりにも大胆なデザインなので、果たしてこの計画を実現できる企業や投資家が出てくるかが問題です。建設会社としては、これから発展が見込まれる南米市場を見込んで、大胆な提案で注目を集めることができればいいのかもしれませんが・・・・。

 OOIIOは、もう一つ、建設地をリマの南部海岸と想定し、自然環境との調和を考えた「HOTEL INGOT」も設計しています。こちらは、ペルーの海岸線の自然に溶け込む?金塊のようなデザインのリゾートホテルで、すでに興味を示している企業があるようです。

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 さらに、すでにリマ市が建設主体となって計画が進められている歩道橋「PUENTE PEATONAL MIRAFLORES-BARRANCO」も設計しています。

 こちらも、結構大胆なデザインで、形状はインカの宝飾品に使われた貝や水晶などをモチーフにしているそうです。設計会社によると、完成は2016年の予定だそうです。

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 ミラフローレスとバランコという二つの高級住宅地を結ぶ巨大な歩道橋が3年後のリマで見れるかもしれません。


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