ブエノスアイレスで開かれる「博物館の夜」
2009-11-11
アルゼンチンの首都ブエノスアイレスで、11月14日(土)の夜8時から15日(日)の午前2時にかけて、「La Noche de los museos(博物館の夜)」という催しが行われるということです。
これは、市内の博物館や美術館、劇場などが、普通は閉館しているこの時間に一斉オープンし、しかも無料で開放するイベントということです。これは、毎年、この時期に行われているイベントですが、今年は昨年よりも20館多い150館がこのイベントに参加するようです。
日本人の感覚では、「こんな夜中に博物館や美術館などに行く人がいるのか」という疑問も沸きそうですが、昨年は45万4000人もの人が訪れたそうです。
中南米諸国の中でも、アルゼンチンはスペインに似て夜が遅い国です。
私が、最初にブエノスアイレスに行った時は、乗った列車が遅れて夜中に到着することになりました。ホテルの予約もしておらず、寝る場所の確保や夜中に街を歩く危険を思って不安でいると、隣の席のアルゼンチン人が「ブエノスの人たちは夜遅くまで出歩いているから、夜中に街を歩いても問題ないよ」と言ってくれたのです。
実際、アルゼンチンでは、夕食が夜の10時過ぎで、夜中の1時過ぎに飲みに出かけるというのが当たりまえという感じです。ですから、夕食の前や後に博物館や美術館、劇場に行くのも気軽にできるのではないでしょうか。また、無料で入れるというのも大きいでしょうね。
日本では、めったに博物館や美術館の無料開放はないですが、例えばメキシコでは日曜日や祝日は、博物館、美術館、遺跡が入場無料になります。ですから、私たちは休日となると美術館などに出かけて、メキシコ絵画の鑑賞をしていました。
日本でも、文化振興や学生などの勉強のために、文化施設の無料開放日をできるだけ増やしてほしいものです。
La Noche de los museos
http://www.lanochedelosmuseos.com.ar/
よろしければワンクリックお願いします。

にほんブログ村
スポンサーサイト
タグ :