マチュピチュ遺跡が全面閉鎖、クスコ観光は大打撃!
2010-02-10
ペルーのクスコ県を襲った洪水の影響で、マチュピチュへの鉄道が不通になっていますが、空路なら行くことができるため、クスコ観光の関係者はヘリコプターによるマチュピチュ観光を計画していたそうです。しかし、マチュピチュ遺跡を管理する国立文化機構はマチュピチュの全面閉鎖を決めたそうです。これは、ヘリを運行することで、遺跡そのものに何らかの悪影響が生じるということを懸念したためということです。
実は、空路以外にも線路伝いに徒歩でマチュピチュに行く抜け道ルートがあったそうですが、遺跡の閉鎖により、このルートも意味がなくなりました。

マチュピチュ遺跡
マチュピチュ観光の再開は、マチュピチュ~オジャンタイタンボ間の鉄道の修復工事が終了し、鉄道とバスが接続できるようになるまでおあずけということになります。その目処は3週間から1カ月というところでしょうか。
また、現在、南米各地では、今週末から始まるカーニバルの準備で大忙しですが、クスコではカーニバルの行事をすべて中止することにしたそうです。お祭りより復旧が先だということですが、これには観光業者は悲鳴を上げているでしょう。
先日は、クスコ県のウゴ・ゴンサレス知事が、クスコに観光客を呼び戻すため、ホテルや交通機関などの料金を大幅に値引きするように呼びかけました。知事はホテルなどは普段の料金の5割引にしてほしいと頼んだそうです。これが実現すれば、観光客にはありがたい事ですが、マチュピチュは行けないし、カーニバルの行事はやらないということでは、お客はあまり集まらないでしょう。
クスコの観光業にとっては、もうしばらく厳しい時期が続きそうです。
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