チリ大統領が訪問したマヤの巨大遺跡
2010-02-24
昨日の新聞に、チリのミシェル・バチェレ大統領とグアテマラのアルバロ・コロン大統領が共にマヤ文明の代表的な遺跡であるティカルを訪問したというニュースが出ていました。
すると、その夜のテレビ(BS)で、ティカルを始めとしたマヤの地を女優の鶴田真由が訪問する番組が放送されていました。この番組は、以前放送したものの再放送ですが、ティカルをこれだけ詳しく取り上げ、魅力を伝えているのはあまり例がないと思います。例えば、世界遺産の番組でも取り上げてはいますが、あまり魅力的には感じませんでした。
ティカル遺跡は、日本ではほとんど知られていません。私も、以前は全く知らず、現地に行った時に、ジャングルの中に大きな遺跡があると聞いて、行ってみたのです。バスを利用して行ったため、大変な苦労をしましたが、ティカルの遺跡エリアに入った途端、そんな苦労など、どこかに吹っ飛びました。
ティカル遺跡の紹介
それまで、メキシコのマヤの有名遺跡をほとんど見ていたのですが、それらとは比べものにならないほどの衝撃でした。これほど神秘的な遺跡は世界中探しても、なかなかないと思います。
その後、ペルーのマチュピチュに行き、この遺跡も凄いと思いましたが、ティカルにはやはりかないません。まあ、人間というのは期待度が高いと、現実にそれを見たときに、少しがっかりするようなところがあります。マチュピチュはみんなが凄い凄いというために、実際に見てみたら「それほど凄いの?」と思ったこともあるでしょう。
だから、ティカルとマチュピチュのどちらが凄いかは判断できません。例えば、同じ山の上にあるメキシコのモンテアルバンとマチュピチュなら比較が可能ですが、密林に埋れたティカルとでは比較できるわけがないのです。
以前、ティカル遺跡を訪ねたある日本人がその素晴らしさに感動し、この遺跡をなんとしても保存しなければならないと考えたという話を聞きました。その人は、有名企業の幹部だったのですが、退職後、ティカルの神殿の修復費を集めて送ったり、マヤ文明の支援のためのグループを立ち上げたりしました。
チリのミシェル・バチェレ大統領も、この遺跡の保存の重要性を現地から訴えたそうです。ティカルには、なんとしても後世に残さなければならないと思わせるほどの魅力があります。それは遺跡の魅力だけではなく、それを取り巻く熱帯雨林と数多く生息する動物などの素晴らしさも含まれているのです。
また、ティカルに行きたくてたまらなくなりました。
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