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フォーブス長者番付でメキシコのメディア王が首位

 2010-03-11
 米国の経済誌「フォーブス」が3月10日に発表した2010年版の世界長者番付によると、メキシコの通信・メディア王として知られるカルロス・スリム氏が、マイクロソフトのビル・ゲイツ氏を抜いて世界一の大富豪となったということです。


カルロス・スリム氏の家はそれほど豪華ではないと紹介する番組

 スリム氏は2009年からの1年間に185億ドル(約1兆6650億円)も資産を増やし、資産総額535億ドル(約4兆8150億円)となりました。昨年首位だったゲイツ氏は130億ドル(約1兆1700億円)資産を増やして、資産総額は530億ドル(約4兆7700億円)となり、昨年2位だった投資家のウォーレン・バフェット氏は100億ドル(約9000億円)資産を増やして資産総額470億ドル(約4兆2300億円)となったということです。

 この番付で、米国人以外が首位に立ったのは1994年に西武鉄道会長(当時)の堤義明氏がトップに立って以来、16年ぶりのことだそうです。また、これまでの24年間に番付には36人のラテンアメリカ人が入ったそうですが、そのほとんどはブラジル人ということです。驚くのは、メキシコ人では、麻薬取引で財を成した有名な密売人がいるそうです。

 このほか、トップ10にはブラジル人企業家のエイケ・バチスタ氏が資産総額270億ドル(約2兆4300億円)で8位に入っています。
 
 この不景気の時代に、上位の富豪たちはどうやって資産を増やしたのかと思います。ちなみに、今年は、保有資産10億ドル以上の大富豪は1011人となり、昨年より27%増えたそうです。

 金はあるところに集まるということでしょう。こうしたニュースを見ると、メキシコの経済格差の大きさは、社会的な制度の欠陥によるものだと考えてしまうのは私だけでしょうか?

 なお、この長者番付の日本編では、1位がファーストリテイリング社長の柳井正氏で92億ドル、 2位はサントリー社長の佐治信忠で86億ドル、3位は森トラスト社長の森章氏で61億ドルとなっています。

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