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アルパカのサーフィンがペルーで問題になっている

 2010-03-23
 先日、日本テレビの番組で、ペルーでサーフィンをするアルパカのニュースが紹介されましたが、このサーフィンを行った飼い主に対し、動物虐待で法的な責任を取らせようとする動きがあるようです。

 アルパカというのは、主にアンデスの高地に生息するラクダ科の動物です。同じ系統の動物にはリャマ、ビクーニャ、グアナコといった動物がいますが、アルパカはビクーニャとともに、非常に良質の毛が取れることで有名です。



 上のYouTube映像にあるように、この飼い主がアルパカをサーフボードに乗せて遊んだわけですが、その映像を見た人から、「アルパカの表情を見ると恐怖を感じている。これは動物虐待だ」という批判があり、動物園の関係者からも、「アルパカは海水に浸る習性はなく、その表情には恐怖感がある」と指摘されたそうです。

 そこで、ペルーのホセ・ウルキソ・マヒア議員という人が動物保護や虐待禁止を定めた法令に抵触するおそれがあるとして、サーフィンをさせた飼い主の法的責任を問おうとしているわけです。

 この背景には、アルパカ・サーファーの映像が面白かったのか、世界中に配信され、注目を集めてしまったことがあるようです。このような動物虐待が放置されるとペルーのイメージがダウンするという懸念が広がったということです。

 最近は、クジラやイルカの問題で日本がバッシングされていますが、これも動物虐待という感情によるものが大きいわけです。これくらいとたかをくくっていると、どこからどんな批判がくるかわかりませんから、早めに手を打っておこうとしているのでしょう。もちろん、この議員のパフォーマンスと言う面もあると思いますが。

 こういう動物虐待問題はかなり難しいですね。このアルパカの飼い主は、猫や犬にもサーフィンをさせていますが、こちらはよくて、アルパカがダメと言うのもおかしいいと思います。基本的には、猫やアルパカなど、サーフィンをしたがらない動物に無理やりさせるのはおかしいということでしょうか・・・。

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