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ボリビアで新飲料水「Coca Colla(コカコーリャ)」発売

 2010-04-18
 以前、紹介したコカの葉を原料にしたボリビアの新しい飲料水「Coca Colla(コカコーリャ)」が4月中旬に発売されました。

 最初の出荷は1万2000本で、ボリビアの首都ラパスのほか、コチャバンバやサンタクルスといった主要都市でも販売されたということです。価格は500mlで1.5USドルということです。

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 ボリビア政府はこの飲料を事業化するために必用な、コカの葉の栽培を増やすということで、合法的な栽培面積を、これまでの1万2000ヘクタールから2万ヘクタールに拡大することを認めたということです。

 これは、米国など麻薬問題を抱える国にとっては困ったことですが、ボリビアのモラレス大統領はコカの栽培を行っていた経歴があり、コカの利用を積極的に進めています。

 コカは麻薬の原料ではありますが、ボリビアの先住民にとっては、伝統的な栽培作物であり、日常生活の必需品でもあるのです。 実際、コカの葉は非常に効果が高い薬草です。4000mの高地で暮らすと分かりますが、疲れて身体がだるいとき、高山病で辛いときなど、コカの葉を噛んだり、せんじて飲むとまたたく間に効果を発揮します。

 ですから、外国からいくら非難されようが、栽培をやめるつもりはないでしょう。今後も、麻薬転用を防ぎながら、薬草としての効能を生かした製品の製造を拡大していくものと思います。

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