世界一殺人が多い都市はベネズエラのカラカス
2010-08-26
ラテンアメリカ諸国を旅行する場合、治安が悪いという問題があります。そこで、実際に、どのくらい危険なのか知りたくなりますが、これについての記事が現地の新聞に出ていました。
上はEL UNIVERSALの記事。タイトルには「カラカスは世界一の暴力都市になった」と書かれている。
ベネズエラの「EL UNIVERSAL」という新聞の記事によると、ベネズエラの首都カラカスが世界で一番危険な町ということです。これは、ベネズエラ国立統計機構(INE)がまとめたデータで、2009年にカラカスの首都圏で7676人が殺されたということです。これは人口10万人当たりの殺人発生率で233人となります。麻薬戦争で毎日のように犠牲者が出ているメキシコの場合は10万人当たり94人ということで、これをはるかに上回っているわけです。
また、メキシコのNGOが公表している都市別のデータでは、メキシコで最も危険な町であるシウダーファレスが10万人当たり191人、ホンジュラスのサンペドロスーラが10万人当たり119人、エルサルバドルの首都サンサルバドルが10万人当たり95人などとなっています。
2002年とデータが古いですが、イギリスは10万人当たり殺人発生件数が18.51件、米国5.61件(ニューヨーク6件)、イタリア3.75件、日本は0.86件(2009年)ということで、ラテン諸国と比べると、かなり低い数字になっています。
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