クスコにマチュピチュの博物館ができる!
2011-01-05
ペルーで新しい博物館の建設計画が進んでいるそうです。これは、米国のエール大学から返還されることになったマチュピチュ遺跡の遺物、約4万点を展示するための施設となります。この遺物は、マチュピチュの発見者であるハイラム・ビンガム氏などが米国に持ち出していたもので、マチュピチュ発見100周年を前にようやく交渉がまとまって、ペルーに返却されることになったものです。

新しい博物館の名前は「Gran Museo del Tahuantinsuyo(タワンティンスーヨ大博物館)」となるようです。タワンティンスーヨというのは、一般的にインカと呼ばれている文明の正式な名称で、インカの公用語であるケチュア語で「4つの地域」を意味しています。
博物館の建設場所はクスコのサンアントニオ・アバ大学(Universidad San Antonio de Abad)の敷地で、大学は2万1000平方mの用地を提供するそうです。
この博物館がいつ完成するのか記事には出ていませんが、返還されるマチュピチュの遺物は今年の3月ころに363点が到着するということで、その後、リマにある国立博物館で一般公開される予定となっています。また、そのほかの遺物は2012年までに順次返還されることになっているそうです。
博物館はともかく、今年はクスコを中心に「マチュピチュ発見100周年」の記念行事なども行われます。ペルー観光はかなり盛り上がりそうですね。
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