世界の終わりの日がやってきた!!
2012-12-20
いよいよ、マヤの予言とされる世界の終わりの日(12月21日)がやってきました。こういう話題は多くの人が関心を持つようで、数日前からテレビなどのマスコミでも盛んにこのことを取り上げていました。テレビ番組などでも解説していたように、2012年12月21日は5126年周期になっているマヤの長期暦が終わりを迎えるわけです。では、12月22日はどうなるかというと、世界が消滅しているわけではなく、次の長期暦がスタートするだけです。西洋暦では、100年周期になっている世紀が終われば次の新しい世紀が始まります。それと同じです。
20世紀が終わるときにも、世紀末の予言が話題になりました。「世界の終わり」騒動はこれと同じ社会現象と言えます。
こうした終末論は、キリスト教徒が特に好きなようで、聖書の黙示録がよく引合いにに出されます。しかし、どこの文明でも、多かれ少なかれ終末論はあるようです。
例えば、仏教にも末法という考えがあり、釈迦の死後1500年あるいは2000年後には仏教が力を失ってしまう世界になるとされています。
また、メキシコを支配したアステカ文明は、王が終末論を信じたことが文明崩壊の要因とされています。ちなみに有名なアステカのカレンダーには5つの太陽が彫刻されており、アステカ隆盛の時代の前に4つの太陽の時代があったことが示されています。
マヤ文明も、終末論と同じような運命論に支配されていたのは有名です。このため、多くのマヤの都市が突然放棄された原因が、この運命論とする研究者も多いのです。
終末論も真剣に信じると困ったことになるわけですが、変わった話題を楽しむという感じならいいのではないかと思います。
ちなみに、この話題のおかげで、私の写真が「本当に怖いマヤの予言(監修:マギー、イースト・プレス刊)」という本のカラー口絵に掲載されました。

考えてみれば、12月21日はマヤの壮大な長期歴の一時代の終わりであり、12月22日は5000年以上続く新時代が始まるおめでたい日といえます。これまではマヤの人々にとって苦難に満ちた時代だっただけに、新しい時代は幸せが続くことを願うばかりです。
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