世界のがっかり観光地はどこ?
2013-10-29
今日、昼のTV番組「笑っていいとも」のテレフォンショッキングで、俳優の宇梶剛士がナスカの地上絵について話していた。ナスカの地上絵は日本でも有名な世界遺産の一つですが、宇梶さんは「がっかり世界遺産と言う人もいるけど、僕は素晴らしいと思う」と言っていました。

私は「そうなののか・・・?」と思いました。私はがっかり世界遺産の筆頭だと思っているのです。
短いコーナーですからどんな形でナスカの地上絵を見たのか分かりませんでしたが、宇梶さんは、どうやら単にセスナで空から見たわけではなく、地上からもしっかりと見たようです。
見方によって、あるいは状況や知識によって、観光地の評価は大きく変わります。私も、地上絵自体には興味がないのですが、ナスカ文化には興味があり、これまで読んだ本の内容からも、また、現地で見た遺跡や壺、織物などを見ても素晴らしい文化だと思います。
ところが、日本では地上絵ばかりに注目して、ナスカ文化に興味を持つ人があまりいません。ナスカの素晴らしさは地上絵ではなく、それを生んだ文化にあるのですから、そこに注目しなければ、地上絵のような線だらけの砂漠を見ても何の意味もないと思うのです。
ところで、世界三大がっかり観光地というと、シンガポールのマーライオン、コペンハーゲンの人魚姫の像、ブリュッセルの小便小僧ということになっています。しかし、これらはみんなただの像ですから、そんなものに期待して見に行く人は少ないと思います。
がっかりというからには、一定の期待があるのが前提です。その意味でナスカの地上絵とか、メキシコのテオティワカン遺跡なんかは、立派ながっかり世界遺産です。中南米でもう一つあれば、ラテンアメリカ三大がっかり世界遺産にしたいと思っています。
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