インカ道が世界遺産に登録決定!
2014-06-22
日本では「富岡製糸場と絹産業遺産群」の世界遺産登録が決定しましたが、南米では6カ国(アルゼンチン、チリ、ボリビア、ペルー、エクアドル、コロンビア)が共同で提出していたインカ道(el Qhapaq Ñan)の世界遺産登録が決定しました。
世界遺産登録のニュース記事
数年がかりで各国が協力して推薦を進めてきた努力がようやく結実した感じです。
カミーノ・インカあるいはインカ帝国の公用語ケチュア語でカパック・ニャンと呼ばれるインカ道は、インカ帝国が広大なアンデス地域を支配するために張り巡らせた道路網です。
昔は物や情報の往来に重要な役割を果たしたアンデス山中の道も、今はあまり使われなくなり、消滅の危機にあります。城や神殿などと違って、道は地味な存在であり、注目する人も多くありません。しかし、巨大な帝国を支えた歴史的価値は大きく、これをきっかけに各国に存在するインカ道の保全が図られるようになればばいいと思います。
観光的に見ても、アンデスの美しい自然の中を歩くことができるインカ道は、大きな魅力と価値を持っています。昨年は、ペルーのピサックにあるインカの道を歩きましたが、素晴らしい体験でした。せっかくの世界遺産登録ですから、機会があれば、またどこかの道を歩いてみたいと思っています。
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インカ道