オダギリジョー主演のキューバ革命映画が作られる!!
2016-08-04

キューバ革命の際、チェ・ゲバラの部隊に参加した日系人、フレディ・前山を主人公にした映画「エルネスト」の製作が発表されました。監督は、「人類資金」や「北のカナリアたち」で知られる阪本順治、主役のフレディ・前山を演じるのはオダギリジョーだそうです。
タイトルの「エルネスト」は、チェ・ゲバラの名前、エルネスト・ラファエル・ゲバラ・デ・ラ・セルナのファーストネームですが、ゲバラがフレディ・前山をエルネストと名付けたそうです。ちなみに、ゲバラの名前のようになっているチェは、彼の口癖からついたあだ名です。
この映画は、当然、キューバが舞台になるわけで、全編スペイン語となるそうです。このため、オダギリジョーは、この4月からスペイン語学学習に力を入れているそうです。
スペイン語は英語などより発音しやすいのが利点です。もちろん、キューバのスペイン語とアルゼンチンのスペイン語はかなり発音が違いますが、日系人の役ですから、多少発音がおかしくても気にならないかもしれません。
それよりも、日本とキューバの合作映画というと、1969年に製作された津川雅彦主演の「キューバの恋人」を思い出します。
この映画には、当時、日本映画びいきだったキューバ人が大変に期待し、キューバで行われた撮影には、現地の人たちがかなり協力したそうです。ところが、完成した映画は、その期待に沿うようなものではありませんでした。
私もこの映画を見ましたが、「何これ?」という感じ。協力したキューバの人たちはがっかりしただろうなと思いました。
あまり知られていませんが、キューバというのは、文学や映画芸術の分野で非常に高いレベルにあるのです。この映画は芸術性や思想的深みを表現するものではないでしょうが、キューバを舞台にするのなら、少なくとも「見る価値がある映画」を作ってもらいたいと思います。
キューバでの撮影は9月から始まり、公開はチェ・ゲバラとフレディ・前山の没後50年となる2017年の秋ということです。
どうなるでしょうね・・・・。
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チェ・ゲバラ