スペイン旅行記⑧ 6日目 グラナダでバルに行く!
2019-05-25
感じのいいグラナダの街
地方のバス移動はALSA社で!
この日はマラガに戻り、バスでグラナダに移動します。
スペインのバス会社は数多くあるのですが、地方の主要都市を結ぶメジャーなバス会社といえばALSAになります。バスターミナルにある多くのバス会社の窓口には、ほとんど並んでいる人はいないのですが、なぜかALSA社の窓口には切符を買う人の列ができていることが多いのです。
このため、ALSAでは、切符は窓口ではなくパネル式自動販売機で買うことを薦めています。場所によっては、窓口では切符を売らないところまであります。
幸い、マラガでは窓口が空いていて、問題なく切符を買うことができました。
すると、運転手が「今日は街の中心部には入れないよ」といいます。この日はセマーナサンタの最終日でプロセッションが行われるメイン道路が閉鎖されているそうなのです。
しかたないので、「行けるところまで行って」とお願いしました。
降ろされたのは、街の中心部を走るグランビア・デ・コロン通りの西端でした。ホテルまではここから歩いて15分ほどですが、右も左も分からない状態です。街の中心になるカテドラルの周辺ではプロセッションが行われており、大勢の人たちが行列を見学しています。そんな中、重い荷物を抱えて歩き続けました。
通りではプロセッションが行われていた。
ホテルは市庁舎近くのNavas(ナバス)通りにありました。この通りには有名なバルやレストランが集まっており、夜のバル巡りには絶好の場所です。ホテルも星4つの中クラス。部屋は広くて綺麗だし、トイレはウォシュレットになっていました。スペインにもこういうトイレがあるのは驚きです。これで、ツインが1泊1万5000円くらいですからお得感があります。
ナバス通りにあるピンクの壁のホテル。
バルで飲み物を注文すると小皿が付いてくる!
夜になって、バルで一杯やることにしました。私たち夫婦はお酒があまり強くないので、通常はビールかサングリアを頼んでいるのですが、こちらにはクラーラという飲み物があることを知りました。これは、ビールをレモンソーダで割ったものです。飲み口がいいし、アルコールも薄まるので一石二鳥です。
右がクラーラ、左はサングリア
まだ8時過ぎなのに、ガイドブックに載っているような有名店はどこも満員状態です。これは無理しても入るしかないと、人を掻き分けてカウンターにたどり着き、ウエイターにサングリアとクラーラを注文。飲み物とともにパンを添えたパエリャの小皿が出てきました。
飲み物に付いてきたパエリャ。
満員でもあきらめずに突入!!
この街で大人気の海鮮系のバルがあって、どうしてもそこに行きたかったのです。ところが、この店は外まで人が溢れていて、とても入れそうにありません。そこで、ホテル近くにある姉妹店の方に行ってみました。

海鮮系の人気店ロス・ディアマンテス。人が多すぎて入れない。
こちらの店も超満員です。でも、「なんとかなるだろう」と店に入り、待っている客の後ろに並びました。10分ほどで、カウンターの席が一人分空いたのでそこに入り込み、カーニャを注文。カーニャというのは、日本で言えば生ビールで、樽からコップにビールを注ぎます。店によって異なりますが、基本的に小さめのコップですので、たくさん飲みたい時はダブルを注文すればいいのです。
少しして、忙しそうに働いていたウエイターが、小魚やエビの揚げものがのった小皿を出して「サービスだよ」と声を掛けてくれました。こういう店のウエイターはひどく忙しいため、皿を投げるように置くだけというケースが多いのです。ちょっと会話できるだけで嬉しくなります。
そこで、店のお勧めという小エビのアヒージョを追加注文しました。パン付きで、エビの量も多いし、予想通りの味ではありますが、おいしかったです。
姉妹店はちょっと狭い。
小エビのアヒージョはおいしかった。