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カーニバルは楽しまなくちゃ!

 2010-02-15
 13日からカーニバルが始まりました。

 カーニバルはキリスト教の祭りとして定着しており、キリスト教国の多くで行われます。例えばスペインでも、各都市でカーニバルの行事があります。私が滞在していた地中海岸のアリカンテという街では、カーニバルになると、夕方から思い思いの仮装をした大勢の市民が街の中心部に集まり、酒を飲みながら、夜通し路上で踊り続けます。それは、日本などの祭りとは違って、無礼講が基本の市民が楽しむための行事なのです。また、パレードのようなことは一切行いません。


ボロビア、オルーロのカーニバル
 
 しかし、南米諸国のカーニバルは盛大なパレードを行う都市がかなり多いようです。有名なのはリオのカーニバルですが、その他、コロンビアやカリブ海の島国などでも盛大なカーニバルのパレードを行います。

 私もリオのカーニバルには一度だけ行きました。たしかに、その熱狂は凄いし、パレードの華やかさは他に比べるものはないほどだと思います。ただし、リオにしても、本当にカーニバルを楽しむ人達は、パレードなどを見には行きません。パレードが行われる会場は高額な料金をとる専用スタジアムで、その席を埋めるのは観光客が多いのです。もちろん、それもカーニバルの楽しみ方ではありますが、それだけがカーニバルではないのです。

 では、市民はどこに行くのかというと、聞いたところでは、カーニバルを楽しむための会場が市内に何箇所もあって、そこに、みんなが集まって踊り明かすのだそうです。人が踊っているパレードを見るより、自分たちが踊った方が楽しいと言うことでしょう。そういう意味で、カーニバルに行くなら、リオよりもみんながパレードに参加して踊れるサルバドールの方が楽しいという旅行者も多いのです。
 
 一方、伝統行事としてのカーニバルの魅力もあります。その代表がボリビアのオルーロで行われるカーニバルです。オルーロのカーニバルは南米三大祭とされており、世界無形遺産リストにも登録されています。悪魔の仮面などを被った踊り手たちが、市内の目抜通りを踊りながら盛大なパレードを繰り広げるのですが、今年は48のグループが出場し、合計4万人が踊るということです。
 まだ、日本ではあまり知られていないカーニバルですが、アンデス地方の伝統行事の色彩が濃いこの祭りは、ボリビア観光の目玉にもなっており、今後も注目されます。


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