ボルヘス・ワークショップに行ってきた

 2010-04-08
 昨日、セルバンテス文化センターで開かれた「ボルヘス・ワークショップ」に行ってきました。
 ボルヘスというのは南米アルゼンチンの作家ですが、日本でもフアンがかなり多いようで、数多くの翻訳本が出版されています。 
 ラテンアメリカ文学(ラ米文学)における巨人という感じで、ラ米文学を語るには外せない人物です。ただし、日本でフアンが多いのは、いわゆるラ米文学的ではない、ヨーロッパ的な知的感性に溢れたところが好まれているのではないかと思います。

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 私自身は、どうもボルヘスが身にまとったスノビッシュな雰囲気が気に入らなくて、数冊しか読んでいません。ただ、昨日のワークショップでボルヘスについて少し理解が深まり、スノビッシュなところも偏屈な作家の読者に対する眼くらましであり、それが深みに通じていると理解できるのかもしれないと思うようになりました。

 ラ米文学の面白さは、日常の中に、ヨーロッパ的な価値観や世界観をはるかに上回る、超現実を見せてくれるところだと思います。その意味でボルヘスは物足りないと感じていたのですが、ボルヘスは言葉の可能性を突き詰めている作家だとすれば、新たな文学の可能性を切り開く先駆者として偉大な働きをしたと思います。そこから、フリオ・コルタサルのような、作家が生まれてきたのでしょう。

 第2回目のワークショップは4月28日で、この日はボルヘスの奥さんであるマリア・コダマさんの講演もあるそうです。また、この日から写真展「アトラス-迷宮のボルヘス」も開催されます。

 楽しみです。

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