世界最高の星空が見れるアタカマ高地に巨大プロジェクト

 2010-05-12
 最近、二つのテレビ番組で、アタカマ高地で行われている人類史上最大という天文プロジェクトを紹介していました。一つは5月1日の「世界ふしぎ発見」の「アンデス天空大紀行」、もう一つは5月9日の「世界の果てまでイッテQ!」のカレンダーの写真を撮影するというコーナーでした。

 アタカマ高地というのはチリのアンデス山脈にある砂漠化した不毛の高地です。標高5000mもあるこの場所で、現在、日本・台湾・アメリカ・カナダ・ヨーロッパにより、次世代大型電波干渉計を建設する「ALMA(アタカマ大型ミリ波サブミリ波干渉計)」と呼ばれる、大規模国際共同プロジェクトが行われています。

atakama.jpg
ALMAプロジェクト

 このプロジェクトでは、アタカマ高地に高精度パラボラアンテナを合計80台設置し、この全体をひとつの巨大な電波望遠鏡として機能させるということです。これにより、これまでわからなかった何億光年も離れた遠い宇宙の様子を調べたり、宇宙が誕生した謎を解明しようということです。

 これまでに例がない壮大な規模のプロジェクトですが、なぜ、アタカマ高地がプロジェクトサイトとして選ばれたかといえば、世界で最も大気が綺麗な場所であり、大規模な施設を建設することができる広くて平坦な土地があるからということです。これまで、こうした大型の宇宙観測施設はハワイに作られていたのですが、研究の結果、ミリ波やサブミリ波の観測にはハワイよりもチリの方が条件がよいことが分かったのだそうです。

 ただし、標高5000mの場所では空気が地上の約半分しかないため、ここに滞在する研究員には高山病が発症しやすいという問題がありますから大変ですね。

 番組では、このプロジェクトサイトから見た夜の星空を紹介していましたが、その星の多さと美しさは例えようがないですね。私も、サハラ砂漠などで、すさまじい数の星がまたたく空を見たことがありますが、ここで見るような神秘的な天の川は他の場所では見れないのではないでしょうか。

 ちなみに、このALMAは2011年に完成し、2012年から運用が開始されるそうです。その際には、ビジターセンターが設けられ、だれでも見学が可能になるそうです。是非行ってみたいですね。

ALMAホームページ

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