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ボリビア移民の真実」から見えたこと

 2011-03-02
  1年半ほど前に出版された「ボリビア移民の真実(寺神戸曠著:芙蓉書房出版)」という本を読みました。

bolivia.jpg

 アメリカや南米に移民した日本人が現地でどれほど苦労をしたかというのは、テレビドラマなどでも描かれており、日本国内でもある程度は知られるようになっていると思います。しかし、特に南米移民の実態について理解している日本人はほとんどいないのではないでしょうか。

 これに関する本はかなりの数が出版されているのですが、かつて棄民同様に海外に送り出された多くの日本人がいたことに興味を持つ人が少ないのですから仕方ありません。私は、昔、「アンデスを越えた日本人(向一陽著:中央公論社)」という本を読んで、戦前の移民のあまりのひどさに衝撃を受けました。それから、特にボリビア移民に興味を持つようになったのです。

 1990年には、念願だったボリビアの日本人移住地サンファンを訪ね、その目覚しい発展に目をみはりました。私を案内してくれた人の農場には、百数十頭の牛を飼う広大な牧場があり、家の庭には小型のサルの群れが生活する小さな森がありました。そして、「日本からくる親戚は、ここでの生活をうらやましがる」と嬉しそうに語っていたものです。

 しかし、サンファンがここまで発展するまでには想像に絶する苦労があったのです。その時は分からなかったことが、この「ボリビア移民の真実」に詳しく書かれていました。政府の無責任な政策と官僚の怠慢によって現地に送り込まれた移住者たちは、悲惨な状況に追い込まれながら、必死の努力でそれを乗り越えて現在の繁栄を手に入れたということです。

 しかし、その経緯を見ると、官僚が自分たちの責任を決して認めようとせず、自己保身のでたらめな政策を続けることで、現地の日本人をさらに苦しめたことが分かります。それは、現在の日本国内の政策にも共通することです。この本が訴えているのは、“官僚たちの自己保身がやがては日本を危機的な状況に陥らせる”ということではないかとさえ思います。


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