NHKの「世界ふれあい街歩き」はサンティアゴ・デ・クーバ
2011-08-28
最近、ラテンアメリカに関係するテレビ番組が多くなってきた気がします。ただ、地上波の番組は一般視聴者の興味を引くことを重視しているせいでしょう、ステレオタイプで薄っぺらな内容のものが多くてがっかりさせられます。
その点、BSには深い味わいがある落ち着いた番組が結構あって楽しめます。
なかでも私が気に入っているのが、NHK-BSの「世界ふれあい街歩き」という番組です。
この番組は、「自分で歩いているような」疑似体験を目指しているということで、カメラが旅行者の視線で街を巡ります。それも、名所旧跡のようなところには行かず、名物料理を出すようなレストランにも決して入りません。
まるで、自分が知らない街を訪れ、目的もなく街中をブラブラと歩いているような感覚で番組が進行するのです。街角の物売りや雑貨屋のおばちゃんなどと挨拶を交わし、しばらく立ち話をして、また街路を歩くといった具合ですから、特別なことは何も起こらず、淡々と街の日常風景を映像で追うだけで終わるのです。
これが、街の風情や人々の表情を細かく捉えるのに効果があり、見ていると本当に自分が一緒に街歩きをしているように思えてくることさえあります。

サンティアゴ・デ・クーバの街角。無料のライブハウスが人気。
次の「世界ふれあい街歩き」は8月31日(水)の午後9時からで、訪れるのはキューバの古都サンティアゴ・デ・クーバです(再放送は9月5日の午前0時から。日曜深夜)。
キューバの中でも、歴史のある綺麗な街です。私も、以前この街を訪れ、街歩きを楽しんだ経験があるので、放送が楽しみです。
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