アステカを支配した強国テパネカの発掘

 2012-08-09
 メキシコシティで行われているテパネカ王国の遺跡の発掘調査の結果、数多くの土器や人骨が発見されたというニュースがありました。

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 テパネカ(Tepaneca)というのは、かつてのテスココ湖の西岸にあった、アスカポツァルコを首都とする国です。最盛期は14世紀後半から15世紀にかけて。当時の王、テソソモクが、強力な都市国家が競い合っていたテスココ湖周辺の覇権を確立したのですが、後にアステカ帝国を築くアステカ族はその支配下にあって武力を強めたとされています。

 アステカ族は、1325年に現在のメキシコシティであるテノチティトランを建設したそうですが、1428年に支配者であったテパネカを倒し、テスココ、トラコパンという他の都市と三国同盟を結びました。ここから、武力に優れたアステカの隆盛が始まったのです。

 メキシコの歴史は、スペイン人が侵入してからのことは記録に残っていますし、アステカ帝国のことも絵文書が残されているため、かなり分かっています。しかし、それ以前の古代史については、ほとんどわからないのです。特に、テパネカについては、テパネカを滅ぼしたアステカが意図的にテパネカに関する記録を削除したらしく、これまでほとんど知られていませんでした。

 メキシコ国立人類学歴史学研究所(INAH)が行っている今回の調査によって、未知の都市国家のことが多少はわかるようになると期待されています。ただ、テパネカの遺跡はメキシコシティの下にあるため、調査自体がかなり難しいのが現状のようです。


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