中米グアテマラでM7.4の大地震発生
2012-11-08
CNNによると、7日、中米のグアテマラでマグニチュード7.4の強い地震があり、少なくとも30人が死亡。同国のペレスモリナ大統領は、行方不明が100人、生き埋めになっている人は15人に上ると述べています。震源はグアテマラ西部沿岸の町チャンペリコの南西約24㎞、震源の深さは約42㎞ということです。
このチャンペリコというのは、グアテマラ第二の都市ケツァルテナンゴの南西に位置し、途中の山間部にはマヤ系先住民が暮らす村が点在しています。地域の町には高い建物はあまりありませんが、レンガ造りの建物が多いために地震には弱く、建物が倒壊すると多くの死者が出る心配があります。
今回は、地震の規模と比較して被害が少ないようですが、これは学校が学期末を迎えて休みに入ったばかりだったことが幸いしたということです。
グアテマラは地震国で、最近では1976年に2万3000人もの死者を出した大規模地震が起きていますし、歴史的にみると何度も大地震に襲われ、かつての首都アンティグアも大地震で崩壊してしまいました。日本ではかなり地震対策が進められていますが、同じ地震国でも経済的に余裕がないグアテマラでは地震対策を進める余裕がないのが実情です。このため、都市部で地震が起きると大きな被害が出ることになります。
日本は、メキシコで1985年に起きた大地震の後、メキシコの地震対策に対する大型援助を実施しましたが、グアテマラをはじめとする中米諸国の防災に対する援助も必要になりそうです。
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