スポンサーサイト

 --------
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
カテゴリ :スポンサー広告 トラックバック(-) コメント(-)
タグ :

アメリカ大陸最古の都市「カラル」を訪ねる

 2013-01-23
 アメリカ大陸で最古と言われる都市がペルーにあります。
 リマから北に約200km、内陸部に24kmほど入ったところに位置するカラルです。

 この遺跡は1990年代の中頃から発掘調査が始まり、2009年に世界遺産に登録されました。調査の結果、驚いたことにこの古代都市の創建は、紀元前3000年にまでさかのぼるというのです。

 これまで、アメリカ大陸の文明は古くても紀元前2000年程度とされてきましたから、これは大変な発見だったのです。これによりカラルは注目を集め、近年になってようやく遺跡が一般公開されました。ただ、まだ行く人が少ないため、チョット行きにくいという問題があります。

 私は、どうしてもこの遺跡に行きたくて、リマでツアーを探しましたが、メジャーなツアー会社の日帰りで200USドル程度、日系の旅行社など、行く人がいないからと700ドルというのです。いくらなんでもそれは高いとあきらめかけました。

 そこで、リマの北にあるスペという町で聞いたところ、ホテルの受付が「すぐツアーを手配してあげる。明日の朝、車がピックアップにくるから心配ない」というのです。ラッキーと思いました。

スペ広場
カラル観光を細々とやっているスペの町の広場

 ところが、朝になっても車は来ません。受付に問い合わせてもらったところ、「客があんたしかいないから今日のツアーは中止」と言うのです。「おいおい、そんなこと昨日の夜に分かっただろ」と思ったのですが、仕方ありません。

 すると、受付の女性が「タクシーなら往復80ソーレス(32ドル)以上だけど、コレクティーボなら片道7ソーレスで行ける」と言います。「それで行く」と言うと、下働きのおばちゃんがコレクティーボ乗り場まで付いてきて、運転手に話してくれたのです。これは本当にラッキーでした。

 コレクティーボというのは乗り合いタクシーで、人が集まるまで出発しません。幸運なことに、カラル遺跡見学に行くペルー人の年輩の母娘が乗っていて、すぐに出発しました。

 車で50分程度で、遺跡エリアの手前にある橋の所に着きました。ツアーの車はエリア内に乗り入れて遺跡の入り口に行けるのですが、私たち3人は歩くしかありません。砂漠の暑い日差しの中を20分ほど歩き続け、小高い丘に登ると、遺跡が目の前に姿を現します。

カラル道
砂漠をひたすら歩く。

 広大な砂漠の中に、修復途中のピラミッドがいくつも見えます。ペルーと言うより、エジプトの新しい遺跡発掘現場に来たような感じがします。そこから入り口までまだ遠いのです。同じように歩いている観光客が何人もいて、みんな暑さにまいり、歩き疲れて息切れしています。 

 ようやく入り口にたどり着くと、リマ発メジャーツアーの一行6人ほどが車で乗り付け、元気に遺跡に入って行きました。私たちが遺跡に入ろうとすると、入場料の他に1グループ20ソーレスの案内料が必要と言うのです。そこで、スペイン語の案内を希望する人が集まるまで待つことにしました。

カラル入り口
遺跡の入り口に立つ石碑

 年老いた母とその娘はテーブルに陣取って持参したチキンを食べ始めました。私が店でアイスを買ってしゃぶっていると、娘が「チキンサンドイッチを食べろ」とくれたのです。

 間もなく3人のペルー人が来たので、ガイドが付いて6人で遺跡見学に出発しました。
 広いサイト内を、砂漠の日差しを浴びながら歩くのは大変です。老婆と言っていい母は結構元気で、ガイドと一緒にどんどん歩いて行きます。ガイドは時々立ち止まって説明するのですが、暑さと疲労で言葉に集中できません。

カラルピラミッド2
ピラミッドは修復途中で、復元はまだすすんでいない。

 遺跡そのものは、悪くありません。まだ発掘があまり進んでいないので、遺跡と言うより、砂漠の盗賊が立てこもる要塞のような感じがします。ピラミッドの上に何本もの黒い旗が立てられ、それが風になびく様子がそういうイメージにつながるのでしょう。聞くと、それはピラミッドに巣を作る鳥を追い払うためということでした。

IMG_201301232486.jpg
ピラミッドはみんなこんな状態

 遺跡があるスペ渓谷は、アンデスの雪解け水が川となって流れ、豊かな作物を実らせます。南米の西海岸は広大な砂漠地帯ですが、その中にあるオアシスのようなこの環境が古代文明を発生させたわけです。この川の流域にはカラルだけでなく、現在までに20以上の古代都市が見つかっているそうです。カラルから遠くを望むと、川の対岸にも別の新しい都市のピラミッドが見えました。

 1時間ほどかけて主なピラミッドなどを回り、また、来た道を戻りました。入り口付近には馬が数頭いて、疲れた人はそれに乗れます。娘が母に「馬に乗るか?」と聞きましたが、母は「冗談言うな」と歩きます。驚くべき強さです。

 三人で歩き続け、丘の頂上付近にある屋根のある休憩所にきました。そこに腰を下ろして周囲を見渡すと、遠いアンデスから流れてきた川沿いに豊かな緑が帯となっているのが見えます。

カラル渓谷
渓谷を流れる川沿いに緑が広がっている

 自然と人間の力が調和して生み出した素晴らしい光景でした。「この景色が見れたのだから、歩いて良かった」と母が言いました。私もうなづきました。砂漠を渡る風が、汗をかいた肌に心地良く感じました。
 

 次回は、セロ・セチン遺跡を訪ねます。




よろしければワンクリックお願いします。
にほんブログ村 海外生活ブログ 中南米情報へ
にほんブログ村 
スポンサーサイト
タグ :
コメント












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
トラックバックURL:

http://latename.blog113.fc2.com/tb.php/298-d3f9e55e

≪ トップページへこのページの先頭へ  ≫
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。