チェ 39歳 別れの手紙 を見に行った

 2009-02-01
 「チェ28歳の革命」に続いて、第2部になる「チェ39歳 別れの手紙」が公開されたので、早速見に行った。  

che39歳



第1部のブログでも書いたが、この映画はチェ・ゲバラについて、また、中南米の事情について、まったく知らない人には、よくわからない映画だと思う。  

舞台は南米のボリビアで、ゲバラたちがゲリラ活動を行う様子を坦々と描く。これは、ゲバラが書いた『ゲバラ日記』を元にしていると思うが、現実の世界は、ハリウッド映画が描く戦争とは異なり、見ている者には退屈で地味な話が多い。  

 最後にはゲバラたちは革命を起こして救おうとした農民に裏切られて政府軍につかまり、殺されてしまう。 このストーリーを通して理解できるのは、ゲバラが行った活動は最も重要なボリビア人から支持されていなかったということだ。

 ボリビア共産党は、自分たちの意思に反して武装闘争を行おうとするゲバラたちを厄介者と思っていただろうし、農民たちは、自分たちが望んでもいないことを行おうとするゲバラたちの行動を迷惑に思っていただろう。  

 あきらかにボリビアにおけるゲバラは周囲から浮いていた。そのため、必要な支援も得られず、同調者もあまりおらず、同士は逃げ出したり、殺されたりして、少しずつ数を減らして行き、やがてゲリラ隊は追い詰められてしまった。  

 そこには論理的に納得できる戦略も戦術もなく、ただ、革命への強い意志だけがゲバラを支えているということが理解できる。  

 ひょっとしたら、ゲバラは自分の死に場所を探していたのかもしれない。それであれば、彼の行動は納得できる。そして、死後、彼が反体制運動のシンボル、若者たちの英雄として名を残すことになったことを考えれば、彼の行動は意義あるものとなったといえる。  

 そういうことを見る者に考えさせるのだから、この映画もまた大きな意義があるといえるだろう。  
 また、映画の最後に、アルゼンチンの歌手、メルセデス・ソーサの「バルデラマ」という歌が流れるが、この心を揺さぶる歌は様々な意味を見るものに伝えている。



ソーサの歌うバルデラマです。
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