砂漠に花開いた王国モチェとチムーを訪ねる

 2013-01-27
 カスマから乗り合いタクシーとバスを使ってペルー北部の中心都市トルヒーヨにやってきました。ここには、紀元100年から800年頃にかけて栄えたモチェ王国の遺跡「太陽のワカ、月のワカ」と、モチェの後に栄えたチムー王国の都市である「チャンチャン遺跡」があります。

トルヒーヨ
トルヒーヨの中心にあるカラフルな大聖堂


 この二つの遺跡は有名で、数多くの観光客が訪れます。このため、トルヒーヨの町にはこれらの遺跡のツアーを行っている旅行者がたくさんあるのです。個人で行ってもいいのですが、料金は高くないのでツアーを利用する方が便利です。ただし、広場で客引きしているツアーは悪質なものがあるので利用しない方がいいようです。私は宿泊しているホテルがやっている旅行社のツアーに参加しました。

 ツアーは午前中に「太陽のワカ、月のワカ」に行きます。16人乗りのバンが二台で出発。30分ほどで、遺跡の近くに作られた博物館に到着しました。ここにはモチェ王国の土器などの出土品を展示してありますが、モチェの土器は造形的に優れていて、なかなか見応えがあります。ここは2010年に開館したそうです。ただし、内部の写真撮影はできません。

 太陽のワカと月のワカは500mほど離れて建てられており、その間には町が作られていたということです。実際に見学できるのは月のワカだけで、その頂上から太陽ワカと間にある住居の後を遠望することができます。

 月のワカは、元の神殿覆い隠す形で新しい神殿を造るという方式を何度も繰り返して巨大化させたそうです。このため、増築によって埋もれた古い神殿の壁が発掘されており、そこには当時とあまり変わらない鮮やかな彩色の壁画が残されています。また、様々なデザインの彩色レリーフで埋め尽くされた巨大な壁面もあり、見応えがあります。

 このツアーが終わると、一旦町に戻り、昼食を食べてから午後のチャンチャン遺跡ツアーに出発します。

 車は午前中とは反対方向に走り、まず、ドラゴン(あるいは虹)のワカに到着します。ここには、ピラミッド型の建造物があり、その壁にはドラゴンのように見える動物や虹などを組み合わせたレリーフが残されています。

ドラゴン
ドラゴンのワカのレリーフ


 次はチムー王国のチャンチャン遺跡です。砂漠の都市らしく、アドベ(日干しレンガ)を積み重ねて広範囲にわたり様々な構築物が作られています。遺跡はかなり広く、泥壁の壁面に囲まれた通路をかなり歩きます。月のワカのような彩色壁画やドラゴンのワカのようなレリーフがないため、メリハリに欠ける感じですが、この遺跡も古代砂漠都市の雰囲気があっておもしろいと思います。

チャンチャン
チャンチャン遺跡の造形


 ツアーでは、この後ワンチャコ海岸に行きます。この海岸は古代から続くトトラ舟による漁が行われていることで有名です。葦の一種であるトトラの舟で太平洋を渡れるかという実験で出発地になったのもこの海岸でした。ここでは観光用のトトラ舟がたくさんあって乗ることができます。

ワンチャコ
 ワンチャコ海岸のペリカン

 トルヒーヨでは、この他にもエル・ブルホなどの遺跡があり、ツアーで行くことができます。

 次回は、インカ皇帝アタワルパが捕らえられ処刑されたインカの古都カハマルカを訪ねます。   

 


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