メキシコシティの日本人宿の話

 2014-03-23
 メキシコシティに戻り、日本人宿に滞在しました。

 ラテンアメリカでは、主要都市に日本人相手の宿泊施設がありますが、現在、メキシコシティには3軒あるようです。

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メキシコシティ中心部にある天使像


 私は、以前、「アミーゴ」という宿に宿泊したのですが、ここはバックパッカーを中心とした安宿ですので、値段が安い分、部屋などはあまりきれいではありませんでした。そこで、今回は少し値段が高いものの、比較的きれいだという「サン・フェルナンド館」に泊まることにしました。

 場所は、シティの中心にあるアラメダ公園の近くにあるサン・フェルナンド教会の前です。実は、アミーゴもアラメダ公園から徒歩10分と近い位置にあります。

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日本人宿の屋上。向かいにあるのがサン・フェルナンド教会。


 アミーゴと違い、事前予約が必要だということで、プエブラの公衆電話から部屋を予約しておきました。到着すると、宿を管理している日本人の男性が迎え入れてくれました。

 玄関を入ったところが広い居間になっていて、食事をするための大きなテーブルや宿泊客がくつろげるソファなどが置いてあります。その隣がキッチンで、宿泊客が調理できるように器具や食器が用意されています。カウンターの上にはコーヒーサーバーが置かれていて、いつでも自由にコーヒーが飲めます。

 部屋は1階にドミトリー、2階と3階に個室があります。私は、シャワーなしの個室を選び、3階の部屋になりました。部屋にはシングルベッドが二つ置いてあります。ほかには机とイスがあるだけのシンプルな部屋ですが、毎日掃除をしてくれるので清潔な感じはします。共同トイレ・シャワーは4つあり、使い勝手は悪くありません。かなり熱いお湯がでますので、薄ら寒いシティでも快適に過ごせます。

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宿の3階から見た1階の居間。館内はオシャレな感じだ。


 宿の主人はメキシコ人の女性ですが、日本語が堪能で、話しやすい人です。宿泊代はバス・トイレ共同シングルが15USドル。アミーゴより少し高い程度ですので、私個人的にはこちらの方がお薦めです。

 ただ、ここはバックパッカー向きではないかもしれません。同宿のベテランバックパッカーが、「ここの宿泊客は旅の初心者が多くて、話があまりできない」と嘆き、間もなくアミーゴに移って行きました。日本人宿の楽しみは、旅行者同士で情報を交換したり、様々な方法で交流することですが、短期旅行者は2、3人で来ることが多く、あまり他の人と交流したがらない傾向があります。別の場所で日本人宿の楽しさを知った人には、こうした素っ気ない感じが面白くないのはよく理解できます。

 私が違和感を覚えたのは、宿泊客の多くが判で押したように同じルートで旅行していることです。メキシコシティ、カンクン、ペルーのクスコ、マチュピチュ、ボリビアのウユニという感じです。これは、テレビやネットの影響でしょう。こうしたメディアが「ここがいい」というと、みんな同じルートで旅をするようになります。

 「そんな旅行しても、たいして面白くないと思うよ」と私が言っても、すでに航空券を買っているのですから変更できるわけもなく、私の言葉は単なるいちゃもんにように聞こえるでしょう。結局、あまり話さないほうがいいとなるわけです。これが長期旅行のバックパッカーなら、ほとんど予定など立てずに旅行していますから、人の話を聞いていいと思ったところに自由に行けます。私も、そのようにして感動的な場面に何度もあいました。まあ、同じ旅行者でも旅の手法も考え方も違うので、仕方ないとしか言えません。

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高級住宅地のポランコは日曜の散歩が楽しい。


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散歩すると面白いものが見つかるシティの中心部。


 それでも残念なのは、せっかくメキシコに来たのに、メキシコをほとんど見ない人が多いことです。そこで、帰国便まで数時間あるという若者たちの希望を聞いて、ソカロ広場や国立宮殿などを案内してみました。彼らは、シティにいながらそんな場所があることさえ知らなかったそうです。そして、時間がないことを悔やみ、「春から就職するので、もう旅行はできないと思う」と寂しげな顔をしていました。

 それが普通の日本人なんだと思うと、こっちまで寂しくなりました。



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