メキシコ20世紀絵画展が始まった

 2009-07-07
 7月4日から、東京の世田谷美術館でメキシコ20世紀絵画展が始まりました。

mexico.jpg


 ラテンアメリカの文化は日本ではなじみが薄いし、欧米ばかりに目が向いている日本の現状では、メキシコ絵画と言っても見たことがある人は少ないと思います。

 私も、そんなにメキシコ絵画のことを理解しているわけではありません。しかし、高校生のころに、たまたま見たメキシコの画家の絵に心を引かれ、いつかその本物の絵を自分の目で見たいと思っていたのです。

 画家の名前はダビド・アルファロ・シケイロスといいます。彼の画集に解説を書いていたのが岡本太郎さんで、この文章を通してシケイロスと岡本さんが知人であることを知りました。

 縁というのは不思議なものです。私は社会に出て、ある雑誌の編集者になったのですが、ある時、岡本太郎さんにインタビューすることになりました。ちょうどそのころ、私は、会社を休職してメキシコに行きたいと思いながら、かなり迷っていたのです。

 これはいいチャンスということで、私は岡本さんにシケイロスのことをいろいろと質問しました。それによって、今まで知らなかった岡本さんとメキシコの関わりが理解できるようになりました。さらに、若いころ希望に満ちてヨーロッパを目指したという岡本さんの言葉に勇気をもらい、私はメキシコ行きを決断したのです。

 また、2回目にメキシコに行ったときには、メキシコの大学の外国人コースで勉強をしたのですが、その時に選択した授業がメキシコ絵画史で、先生はシケイロスの弟子だった人でした。ですから、授業ではシケイロスの絵を見ながら彼にまつわる逸話が聞けてラッキーでした。

 この授業を受けたことで、私は近代メキシコ絵画の概要を大雑把に理解することができたのですが、同時に日本などにはない激動の歴史を持つメキシコ絵画の魅力にはまりました。

 今回の絵画展ではシケイロスととも壁画運動を主導した、ディエゴ・リベラ、ホセ・クレメンテ・オロスコなどの巨匠の絵が展示されています。メキシコ絵画、特に壁画運動の主役たちの魅力は壁一杯に描かれた迫力ある絵ですので、額に入った絵ではなかなかその魅力は伝わらないと思います。

 それでも、例えば、欧米で大人気の画家フリーダ・カーロの絵など、魅力ある作品は多いと思います。
 フリーダ・カーロがなぜそんなに人気があるのか、絵を見ただけでは理解できない部分もあります。しかし、彼女の行動や言動を知ると非常に魅力的な人だということがわかり、さらに、絵に込められた意味を理解することで違った見方ができるようになります。

 私は、メキシコの近代美術館にあるカーロの絵が好きで、何回か見に行きました。それとは違いますが、彼女の絵に会えるのはすごく楽しみです。

 私は、すでにチケットを手に入れましたので、近々行ってきます。

よろしければワンクリックお願いします。
にほんブログ村 海外生活ブログ 中南米情報へ
にほんブログ村
スポンサーサイト
タグ :
コメント












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
トラックバックURL:

http://latename.blog113.fc2.com/tb.php/37-d11230eb

≪ トップページへこのページの先頭へ  ≫