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メキシコ中間選挙と麻薬戦争

 2009-07-09
 7月5日にメキシコの中間選挙が行われました。中間選挙というのは大統領が就任して約半分の任期が過ぎた中間の時期に行う国会議員などの選挙です。

mex1.jpg
メキシコシティ・ソカロ広場の光景


 下院の500議席が改選されますので、大統領の議会運営を左右するとともに、次の大統領選挙を占う上で非常に重要な選挙です。

 結果は、制度的革命党(PRI)が106議席から233議席に倍増し、政権与党の国民行動党(PAN)は206議席から146議席に、民主革命党(PRD)は127議席から72議席に大幅減少となりました。

 PRIが大幅に議席を伸ばしたというのは、ちょっと驚きです。PRIは、かつて、世界の主要国の中で日本の自民党とメキシコのPRIくらいしかないというほど長期間にわたり政権政党の座を守ったのですが、2000年の大統領選で右派のPANに破れ下野しました。

 それ以来、PANは政権を維持していますが、その後、左派のPRDが勢力を盛り返し、2006年の大統領選ではPANの候補にPRDの候補が得票で肉薄するまでになりました。

 そういう状況が、最近になってかなり変化しているということが選挙結果からわかります。国民は右派のPANでも左派のPRDでもなく、日本で言えば自民党にあたるPRIに期待し始めているということです。

 その理由は二つ考えられます。

 一つは昨年来の世界的な経済危機の影響で国内経済が大変な状況になり、米国との協調関係を築いてきたPANの政策が信頼を失いつつあること。もう一つは、PANのカルデロン大統領が始めた麻薬戦争に対して危機感が増大しつつあることです。

 メキシコにとって深刻なのは、実は豚インフルエンザよりこの麻薬戦争です。

 強大な麻薬組織を追い詰めるためには警察では力が弱すぎると考えたカルデロン大統領は、麻薬組織が支配する地域に軍隊を投入して戦争を続けているのですが、2008年には、前年の倍以上になる7700人以上が麻薬組織によって処刑されました。麻薬組織は、仲間が一人殺されたら報復で十人を殺すとまで宣言して殺戮を繰り返しており、犠牲者の中には警官や軍関係者などが多数含まれているのです。

 こうした事態に、最初は大統領の政策を支持していた国民も恐れをなしているということかもしれません。

 いずれにしろ、メキシコはまた大きな政治の転換点を迎えているのでしょう。
 次の大統領選挙では、またPRIの候補が勝利するのでしょうか・・・?

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