現代マヤ観光のメッカ、パナハッチェル

 2015-03-25
 グアテマラ南西部に位置する美しい湖、アティトランの畔にある町、パナハッチェルにやって来ました。

 フローレスが古代マヤ遺跡巡りの拠点だったのに対し、パナハッチェルは現代マヤの村巡りの拠点として栄えています。現代マヤの人々が暮らす村はグアテマラ西部の広い地域に分散しているのですが、アティトラン湖の周辺には数多くの村があり、パナハッチェル発の遊覧船で巡ることができるのが、この町の人気の理由です。ただ、街自体は、フローレスに比べて美しくもないし、情緒もなく、人が多くて騒々しく、土産物屋だらけで落ち着かないといった感じです。

pana01.jpg
パナハッチェルのメインストリート。地元の若者や観光客で昼間は常に混雑している。


 アンティグアから直行のシャトルバスでパナハッチェルに着くと、すぐに宿泊予定の宿「ホテル・エル・ソル」に向かうことにしました。三輪のトゥクトゥクに乗り、5分ちょっとで到着。町外れに位置していますが、これまで宿泊した日本人宿とは違う立派な建物です。後から聞くと、ここは日本人相手というわけではなく、欧米の観光客も多く泊まっている普通のホテルだそうです。宿泊料はシングルで160Q(2400円くらい)ですが、部屋は中級ホテルのような感じで綺麗です。

pana02.jpg
水色の建物が「ホテル・エル・ソル」。この道を先に行くとマヤの村がある。


 到着した日は天気が悪く、空には黒い雲が垂れ込めていました。晴れていれば、世界一美しいとグアテマラ人が誇るアティトラン湖とその周囲にそびえる火山群がきれいに見えるのですが、何も見えません。翌日予定している、村巡りの情報収集のためにツアー会社に行くと、4つの村を巡るボートツアーで100Qと言われました。

 定期船を使って村を巡ると1カ所への片道が25Qくらいです。単純計算で3カ所回って帰ると100Qになりますから、ツアーのほうがたくさん回れてお得です。ただ、ツアーは時間の自由がききません。一方、定期船は、基本的に客が集まるまで出港しないので、時間のロスが大きくなります。ツアー会社の女性が親切だったので、かなり迷いましたが、やはり定期船で自由に行くことにしました。

pana04.jpg
アティトラン湖と周遊のボート。晴れていると美しい光景が楽しめる。


 それから、夕食の場所を探しました。湖の畔には湖で獲れる魚やエビなどを使った料理を提供するレストランが軒を並べています。惹かれるものはありましたが、値段が高いのと、天気が悪いせいか、どの店にもお客がほとんどいないのが気になり、今回はやめました。

pana05.jpg
湖畔にある魚介類を出すレストラから見た光景。

pana06.jpg
魚、エビ、カニが入ったスープ。これで100Q。別の日に行ったが、味はイマイチ。


 あてもなく町のメイン通りを歩いていた時、ふと路地を見ると「SUSHI」と書いてあったのです。こちらによくある、まがいものの「すし」かと思ったのですが、店のある建物が非常に雰囲気がいいのです。見るだけでもと思って中に入ると、綺麗に手入れされた中庭に面した、オープンテラス形式のレストランになっていました。クラシックで落ち着いたデザインのインテリアが素晴らしく、かなり高級に見えます。

pana07.jpg
レストランのテーブルから見た中庭。左にあるのは厨房。


 テーブルには欧米人の観光客が数グループいました。値段が気になりましたが、空いていたテーブルに座ると、すぐに若いウエイトレスがやってきてメニューを見せてくれました。寿司だけでなく、天ぷら定食やかつ丼など、定番の日本食が揃っています。価格は定食が65Q、丼物が60Q(900円くらい)とリーズナブルです。

 私がかつ丼とビールを注文すると、ウエイトレスは「あなたは日本人ですか?」と尋ねます。「そうです」と言うと、「レストラン・ハナに、よくいらっしゃいました」と笑顔で応えます。出てきた、料理も悪くありませんし、ウエイトレスは常に客の様子を気にかけていて、時々、「何か足りないものはありますか」などと声を掛けてくれます。従業員のしつけもよくできているし、店のつくりにも、メニューにもこれだけこだわった日本レストランはあまりないと思いました。

pana08.jpg
注文したかつ丼。味噌汁付。量も多い。


 しばらくすると、この店のオーナーの日本人女性が挨拶にやってきました。聞くと、元々、ホテル・エル・ソルで店をやっていたが、2年前にこの場所に移ったということでした。「地球の歩き方」には、まだエル・ソルで営業していると書いてあります。彼女は「いつになったら訂正してくれるんでしょうか?」と笑っていました。

 キリグアの宿以来の日本食ですが、この店は気に入りました。「是非、また来たい」と思ったのですが、実現はしませんでした。しかし、次にパナハッチェルに行ったら、必ずこのレストラン・ハナを再訪したいと思っています。


よろしければワンクリックお願いします。
にほんブログ村 海外生活ブログ 中南米情報へ
にほんブログ村

 
 

 
スポンサーサイト
タグ : パナハッチェル
コメント
いつも楽しみに拝見しております。パナハッチェルの名前を見て、懐かしくコメントをしました。20年以上前チチテスナンゴ?の帰りに寄った覚えがあります。「地球の歩き方」に原住民画家クス・ナンについて書かれていたので画廊を訪れ油絵を買いよい思い出になっています。80代の年寄より
【2015/03/26 10:17】 | 桃太郎 #atzm6Dzg | [edit]
コメントありがとうございます。
20年前に、私もこの辺を旅行していました。
当時と比べ、パナは観光化が進みすぎて賑やかですが、アティトラン湖は相変わらず美しいです。
今後、チチカステナンゴなども紹介しますので、引き続きよろしくお願いいたします。
【2015/03/26 11:49】 | ヴィクーニャ #- | [edit]












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
トラックバックURL:

http://latename.blog113.fc2.com/tb.php/384-40ff24d3

≪ トップページへこのページの先頭へ  ≫