拡大第44回世界遺産委員会で中南米は4件の新規が登録
2021-08-04
2021年の7月16日から7月31日に開催された拡大第44回世界遺産委員会(2020年の第44回が中止になったため、2021年と合わせてオンラインで開催)の結果、新たに世界で34件の遺産が登録されました。このうち、中南米は文化遺産が4件、拡大登録が1件となっています。
1、ペルー : チャンキーヨの太陽観測と儀式の中心地
2、ウルグアイ : 技師エラディオ・ディエステの作品:アトランティダの聖堂
3、チリ : アリカ・イ・パリナコータ州のチンチョーロ文化の集落と人工ミイラ製法
4、ブラジル : ロバート・ブール・マルクス記念遺産
拡大遺産
トラスカラの聖母被昇天大聖堂とフランシスコ会修道院の建造物群(ポポカテペトル山腹の16世紀初頭の修道院群の拡大)
この中で、古代遺跡関連の遺産は、ペルーの「チャンキーヨの太陽観測と儀式の中心地」とチリの「アリカ・イ・パリナコータ州のチンチョーロ文化の集落」ですね。
チャンキーヨはペルーのアンカシュ県、カスマ・セチン盆地にある古代の建造物です。首都リマ北部の海岸地帯近くに位置し、カスマという町の近くです。この辺りには数多くの古代遺跡が眠っていますが、町から車で20分ほどのところにあるセロ・セチン遺跡が最も有名でした。これからは、このチャンキーヨが注目されることになりそうです。
カスマの町の様子。
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