アンデス山中のパコパンパ遺跡で南米最古級の金製品を発見

 2009-09-07
 9月5日の 読売新聞に次のような記事が出ていました。
 
「ペルー・アンデス山中のパコパンパ遺跡を調査している、国立民族学博物館など日本・ペルー合同調査団から5日入った連絡によると、祭祀(さいし)の中心を担ったとみられる女性の墓から、南米最古級の金製品である、耳輪と耳飾り各1対が発掘された。

 同遺跡は、首都リマから約700キロ北北東、標高2500メートルに位置する。国家成立以前に栄えた古代アンデス文明形成期(紀元前約2500年~紀元前後)の神殿遺跡で、中央基壇の部屋の中央部から、約1・0×0・8メートル、深さ約1・9メートルの墓が見つかった。

 紀元前900~800年のものとみられ、被葬者は20~50代の女性。黄金製の耳輪(直径6センチ)や耳飾り(25×11センチ)が、大量の貝製品などとともに副葬されていた。頭骨部周辺は、朱色の水銀が付着しているほか、ペルーの他の遺跡では例のない青い着色が見られ、調査団では成分の分析を進めている。

 遺跡の中枢部に唯一あった墓であることから、この女性は高位の祭祀者であった可能性が高い。金製品は1989年にペルーのクントゥル・ワシ遺跡で大貫良夫・東京大名誉教授らが発見したものと同年代までさかのぼるという」

 このパコパンパ遺跡は東大のアンデス調査団が長年発掘してきたクントゥル・ワシ遺跡の近くにあり、国立民族学博物館が2007年から2010年までの予定で発掘調査を続けています。

 ペルーのプレインカ文明の調査では日本の活躍が目立ちますね。


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コメント
そのニュース、私も読みました。
ペルーのプレインカ文明で日本人が発掘したものとしてシはカンが有名ですね。一ヶ月程前の「世界ふしぎ発見」で、発掘者の島田氏が出てきて紹介していました。

リマに日本人が発掘した遺物を展示してある個人の博物館がありました。その名前は忘れましたが、日本人スタッフから説明を受けました。

今年、ペルーでカラル遺跡が世界遺産に登録されました。この遺跡エジプトのピラミッドと同じ頃の遺跡で注目されています。カラル遺跡のことを知ったのは5年程前ですが、もしペルーを再訪することがあったら、行ってみたい遺跡です。
【2009/09/08 05:34】 | arima #- | [edit]
 シカンの発掘調査はTBSが支援していますから有名になりましたね。
 ただ、アンデス地域に対する日本の発掘調査では、東大のアンデス調査団が先駆者です。
 1960年代にはコトシュ遺跡を発掘し、それまでのアンデス文明の歴史を覆す発見をしています。

>リマに日本人が発掘した遺物を展示してある個人の博物館がありました。

 これは天野博物館のことですね。天野さんはチャンカイ文明の研究者としても有名で、コレクションにはチャンカイのものが多かったと思います。
 このチャンカイ文明のある地域には、話題のシクラス・カラルがあります。このため、シクラス遺跡の発掘調査には天野博物館がかかわっており、日本からも考古学などの専門家が参加しています。

 今、シカン展が東京で行われていますが、TBSのメディアの力でそれほどすごいわけでもない文明の遺跡が有名になり、もっと重要な文明が見過ごされている日本の状況にはあきれます。
【2009/09/08 10:05】 | ヴィクーニャ #- | [edit]












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