インカのサクサイワマン遺跡が危機に瀕している

 2009-09-17
 ペルーの新聞記事によると、クスコにあるインカのサクサイワマン遺跡が危機に瀕しているということです。

sacusai.jpg
巨石を組み合わせたサクサイワマンの石垣


 この遺跡を管理している国立文化機構(INC)によると、近年、クスコは観光都市として非常に高い経済成長率を遂げており、これに伴って市街地がサクサイワマン近くまで広がってきているということです。

 また、サクサイワマンの土地は95%を農民が所有しているということで、彼らが転売して、住宅開発に使われる可能性が否定できないというのです。

 これは驚きですね。
 サクサイワマンに行ったことがある人ならわかるでしょうが、数百トンもある巨石を組み合わせた巨大な石垣はインカの技術の高さを示すかけがえのない文化遺産です。
 ここに住宅を建ててしまうなどということがもし行われれば、景観が損なわれるだけでなく、遺産に対する大きなダメージになります。それは、せっかくのクスコ観光にも冷や水を浴びせ、経済成長も鈍化させてしまいかねないでしょう。

 まあ、観光の振興がこうした遺産や環境の破壊と劣化を招くのは当然で、遺産を守りたければ観光などやめてしまうべきだという考えもあります。

 この問題は難しいので、簡単には結論が出ませんが、とにかく、住民の生活を守りながら遺産の保護にも力を入れていくというのが当面の正しい方向だと思います。

 とにかく「サクサイワマンを守れ!」と言いたいです。


よろしければワンクリックお願いします。
にほんブログ村 海外生活ブログ 中南米情報へ
にほんブログ村


 
スポンサーサイト
タグ :
コメント
毎年6月の冬至(南半球ですから)の日に行われるインティライミは、このサクサイワマンの遺跡をバックに実施されていましたね。

5年前の夏にサクサイワマンを訪れました。巨大な石組が印象的でした。

このサクサイワマンは、インカのスペインに対する最後の組織的な抵抗の場所だったと思います。そう言う意味でペルー人にとっても思い入れの強い場所だと思うのですが。

そのサクサイワマンが開発とのせめぎ合いにさらされているのですか。「開発と保存」。難しい問題ですね。でも、このサクサイワマンは民族のアイデンティティとして、後生に残さなければいけないと場所だと思います。
【2009/09/17 20:37】 | arima #- | [edit]

 サクサイワマンは、インカ軍が立てこもって、スペイン軍と戦ったところですから歴史的にも重要な場所ですね。

 インティライミが行われるのも、歴史的な意味と街の近くに広い場所があるという地の利があるからでしょう。

 この土地を売り払うような人はいないと思いますが・・・・。
【2009/09/18 12:05】 | ヴィクーニャ #- | [edit]












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
トラックバックURL:

http://latename.blog113.fc2.com/tb.php/63-1d33a48c

≪ トップページへこのページの先頭へ  ≫