リマ市内に電車が開通する!

 2009-12-14

ペルーの首都リマ市内に都市型鉄道を通すプロジェクトに関し、「2011年7月までに開業させる」とアラン・ガルシア大統領が語ったと現地の新聞が報道しまた。

 リマ市内を走る鉄道「トレン・ウルバノ」は、もともとガルシア大統領が最初に政権を担った1985年~1990年に計画されたもので、様々な問題を乗り越えてリマ南部のビジャ・エルサルバドルからアトコンゴまで9.8kmだけはなんとか開通しています。しかし、それ以上の計画は頓挫し、その後の政権もこの計画を進めようとしませんでした。



 計画の実行に執念を燃やすガルシア大統領は、自分の任期中に何とか市内中心部までの12.1kmを完成させたいと考えているのですが、問題は山積です。

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 まず、この路線の採算性に大きな疑問があり、電車の維持運営費が当局の見積りよりもかなり増えそうだということです。また、この電車ができることで、南部の貧困層が市内中心部に出て来やすくなり、市内の治安や環境が悪化するとして反対する住民も多いようなのです。

 しかし、バスだけに頼るリマ市内の交通事情は劣悪で、排ガスによる環境汚染も大きな問題です。環境に優しい電車という新たな交通機関はリマの発展には必要なはずです。問題はやはりコストでしょう。せっかく作った電車なのに採算が合わずに運行停止になったら、それこそ建設費は大変な無駄遣いになってしまいます。

 実は、リマ市内の電車はこの「リネア1」だけでなく、「リネア7」まで計画されているのです。これは日本の技術協力によりマスタープランが作成されたということです。もし、全部実現すれば港町のカヤオや国際空港などにも電車で行くことが可能になります。旅行者にとっては確実に便利になりますから、計画を進めてもらいたいところです。

 もちろん、経済的に厳しいペルー政府にとってコストの問題は大きいでしょう。この「リネア1」が採算ベースにのれば、将来的な計画推進に役立つと思います。

もっとも、ガルシア大統領が明らかにした市内中心部までの路線の延伸も工事が遅れているようで、本当に実現できるかわかりません。
 
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