メル・ギブソンの新作映画がメキシコで撮影される

 2010-01-12
マヤ文明の残酷さを描いて物議をかもした映画「アポカリプト」を監督した俳優のメル・ギブソンが、新作映画をメキシコで撮影するようです。


アポカリプトの場面とメル・ギブソン監督

 アポカリプトはメキシコの大西洋岸に位置するベラクルス州で撮影されましたが、新作映画もベラクルス州で撮影が行われます。その主な舞台になるのが同州にあるイグナシオ・アジェンデ刑務所なのですが、撮影のために刑務所に収監されている囚人たちを別の刑務所に移す作業が1月11日から始まりました。

 これに対して、収監されている囚人の家族たちが抗議に訪れたため現場が混乱し、軍隊まで出動して騒ぎを収めるという一幕があったようです。

 外国の映画のために刑務所を明け渡してやるなどということは日本では考えられないことですが、どうやら同州の知事とメル・ギブソンは友人ということで、知事が友のために一肌脱いだということらしいです。

 まあ、メキシコなどラテン系の国ではアミーゴ関係を大事にしますから、こういうこともできてしまうのでしょう。日本人の感覚では公私混同ではないかと思いますし、囚人とその家族にしてみれば、「いくら囚人とはいえ、アメリカの娯楽映画のために意味もなく移動させられるのはおかしい」と思うのは当然でしょう。

 映画の撮影では、時に馬鹿げたこだわりを持つ監督がいます。たとえば、007の撮影を日本で行ったときには国宝である姫路城の壁に傷をつけたという事件がありました。大事なものを傷つける危険をあえて冒さなくても、映画の撮影にはまったく影響がないのですから、こういう行為は、単に「本物を使いたい」という監督の身勝手な考えでしかありません。そういう監督の映画はろくなものにはならず、この007作品はショーン・コネリー主演の作品の中では最悪のできとなりました。

 メル・ギブソンも、無理を押し通してメキシコ人から「馬鹿なグリンゴ(アメリカ人)」と呼ばれるようなことにならなければいいが・・・と思います。

 ちなみに、この新作映画の題名は「ハウ・アイ・スペント・マイ・サマー・バケーション(原題)」というそうで、薬物の不法取引で投獄された常習犯が少年に出会い、刑務所での生活に適応していく物語ということです。撮影は3月からこの刑務所で行われるそうです。

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