ラパスの街歩き その1

 2017-04-13

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ムリリョ広場の休日。後方右がカテドラル、左が大統領官邸


 ラパスは古い時代の中南米の風情が今も残る面白い町です。せっかくラパスに行ったのなら、ここでしか味わえない街の雰囲気や独特の庶民生活を見てみないともったいないです。

 見所としては、大きく分けて2つあります。一つは、街の中心であり観光の中心でもあるムリリョ広場周辺と観光客が集まるサガルナガ通り周辺。もう一つは、サガルナガ通りの上の方に広がっている庶民街と市場です。

 まず、街の中心であるムリリョ広場を目指しました。ホテルの近くにある学生広場からは歩いて15分から20分くらい。車であふれるメイン通りから北に3ブロックほど行くとカテドラル、大統領官邸などに面した小さいけれど綺麗な広場があります。ところが、この日は広場の1ブロック前からバリケードが設けられ、武装警官が関係者以外進めないように道を固めています。


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バリケードが設けられ、警備の警官が・・・。


 その周囲の通りでは、先住民の人々を中心に大勢の人が集まり、道路を占拠しています。この人々が大統領官邸のあるムリリョ広場に押しかけないように警察は規制していたようです。特に恐いわけではないのですが、とにかく大勢の人が道路に座り込んでいますので、緊張感があります。ボリビアでは、様々な団体による政府に対する抗議や要求の行動がよく行われます。以前は、ゼネストが頻繁に行われ、すべての国民の活動がマヒすることもありました。広場には行けなくても、他の国でこんな光景が見られることはあまりないのでラッキーかもしれません。ただし、のんきに写真を撮っていたりすると、活動参加者の怒りを買うことがありますので、注意が必要です。


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道路に座り込んでいる先住民の人たち


 ムリリョ広場はあきらめて、メイン通り(この辺りはマリスカル・サンタ・クルス通りと呼ぶ)の南側にあるサガルナガ通りに向かいます。メイン通りに面して建つ大きな教会が1549年に建てられたという伝統あるサン・フランシスコ寺院です。現在の建物は17世紀の再建ですが、ボリビアを代表する美しく立派な建築物です。教会前の広場には観光客や物売りなどが大勢の人が行き来しており、賑やかです。


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サン・フランシスコ寺院

 
 教会横から南側に伸びる細い坂道がサガルナガ通りです。風情があっていい道なのですが、最近は土産物屋や旅行会社が軒を連ねるようになり、すっかり洗練され、観光地化されてしまいました。昔は、古い建物が立ち並ぶ通りの途中に古ぼけたフォルクローレの名店ペーニャ・ナイラがあり、馴染みのバーに行くような感じで何度も通いました。いまは、建て替えられたのでしょう、同じ名の洒落た感じの宿泊施設になっていました。


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賑やかなサガルナガ通り


 それでも、この周辺の脇道には古い時代の名残である独特の風情と光景があって、歩いていて楽しいです。サガルナガ通りと交差する、リナレス通りは、通称「魔女通り」と呼ばれており、魔術に使うような動物のミイラや薬草などを売る店があります。きつめの坂ですからちょっと苦しいですが、歩き回ると面白いものが見つかると思います。


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サガルナガ通りと交差する通り。やっぱり賑やか。

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先住民のおばちゃんの土産物屋が多い。

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夜の街路は風情がある。



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ボリビアの首都ラパスに到着

 2017-04-12
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ボリビアの首都ラパスをエル・アルトから見た風景


 2017年3月14日

 今年はボリビアを中心に約1カ月にわたる旅行を計画しました。
 最初に向かったのはボリビアの首都ラパスです。

 今回はユナイテッド航空を使ったため、米国のヒューストンとペルーのリマで乗り継ぎ、合計約30時間かかりました。

 特にリマでの乗り換えは、夜中の待ち時間が6時間以上もあり、ラパスに着いたときには疲れのピーク。空港ですぐ感じたのは息苦しさです。ラパスは標高3600m程ですが、空港があるエル・アルトは4000mに達します。空気が地上の3分の2程度で、高地に弱い人は高山病を発症します。


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エル・アルト(高い所)と呼ばれる地域にある空港

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標高4000mの空港の窓からは雪をかぶった山が見える。


 私は高地に弱いほうではないと思うのですが、疲れのせいか、薄い空気に身体が対応できていない感じがしました。

 空港から市内に行くには、タクシーと乗り合いのミニバスがあります。ミニバスは4ボリビアー(約60円)とメチャクチャ安いのですが、乗客は定員一杯詰め込まれます。面倒なのでタクシーにしました。値段は70ボリビアーノ(10USドル)。高いですが、ホテルの前まで行ってくれますし、日本に比べたらかなり安いです。運転手は笑顔がいい兄ちゃんで、車内で会話が弾みました。いい運転手に当たるのはラッキーなことです。

 ホテルの場所は街の中心部を北西から南東にかけて走る7月16日通り(場所によって名前が変わる)の南東側にある、「学生広場(Plaza del Estudiante)」の近くです。中心街からは少し離れていますが、名前どおり、近くに大学があって、学生が多く、賑やかな場所。近くには、和食の店がある日本人会館もあります。

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学生広場の周辺は若者たちでごった返している。


 ホテルに着いて、すぐドルを現地通貨に交換することにしました。空港では交換レートが悪く、手数料も取られますから、市内で交換したほうがいいのです。ボリビアの場合は、銀行ではなく、街中にある両替所(cambio)で交換するのが一般的です。両替所は街の中心近く、ラパスでは、観光地であるサガルナガ通りや、メインの7月16日通り沿い、金融機関が多いカマチョ通りにあります。店の前に交換率を表示しているので、何軒か見てから交換すればいいのです。


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メイン通りはいつも車が渋滞している。


 その夜、心配が現実となり、高山病の症状が徐々に表れ始めました。ベッドに入ると、頭痛がして、眠れません。我慢していると、ますますひどくなる感じがしたので、頭痛薬を飲んでみました。すると、痛みが治まり、眠ることができました。軽い症状だったので、これくらいで済んだのでしょう。高山病予防のため、多くのホテルではコカ茶を用意していて、自由に飲めるのですが、即効性はあまり期待できないと思います。

 症状がきつい場合は、薬局に行けば専用の薬があります。ボリビアやペルーでは高山病をソロッチと言いますので、「パラ・ソロッチ」と言えば、買えるはずです。ちなみに、日本では高山病薬を買うには処方箋が必要だそうです。



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ローグワンとマヤ遺跡

 2016-12-30
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 映画スターウォーズの最新作「ローグワン」を見に行ってきました。
 
 この映画は、1977年に公開されたスターウォーズの第一作である「エピソード4/新たなる希望」の前に起きた出来事を描いています。私がこの第一作を見たのは1981年のことです。当時、中米旅行から帰ったばかりで、映画の中に半年前に行ったグアテマラのティカル遺跡が出てきたのには驚きました。

 このころ、ティカルはまだ知る人も少なかったのですが、スターウォーズで有名になったこともあったのでしょう、たちまち、神秘的なマヤの遺跡として知られるようになり、観光化が急速に進みました。

 ローグワンは第一作につながるストーリーですから、反乱同盟軍の基地となっていたティカル遺跡がどのように描かれているか興味深く見ていました。

 結果は、CGで作られたと思われるティカルのピラミッドが出てきました。第一作の実写とは感じが違いますが、CGでもティカルのピラミッドの特徴ががよくでています。


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ローグワンに登場するティカルのピラミッド


 ローグワンではCGで作られる部分が非常に多いのです。例えば、第一作で印象に残る人物、デス・スターの司令官ターキンやレイア姫も良く似た俳優を起用し、さらに、そっくりにするためにCG処理しているそうです。

 この映画は、スターウォーズ第一作のファンが見れば、長い年月を経ても色あせないストーリーの面白さと共に懐かしさも感じると思います。また、スターウォーズを見たことがない人でも、問題なく楽しめる秀作となっています。


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高野潤氏の思い出。

 2016-11-01

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2006年に開かれた写真展のポスター。


 アンデスの写真家として知られる高野潤氏が亡くなったという知らせが来ました。

 高野氏は1972年からペルー、ボリビアを中心としたアンデスの写真を撮り続け、数多くの写真集や著作を出版しています。中南米関連の世界では、アンデスの写真家と言えば、高野氏というほど、他の追随を許さない経験と知名度があった方です。

 私は1983年にボリビアのラパスで氏とお会いし、一緒に酒を飲んだものです。帰国後も付き合いが続き、氏が行きつけの新宿ゴールデン街などでアンデスの話に花を咲かせました。

 その縁もあり、このブログでも氏が著書を出版するたびに紹介してきました。

 ここ数年、高野氏とは定期的に連絡を取っていたのですが、ペルーにでかけている間は連絡がなく。最近は「また、ペルーで写真を撮っているんだろう」と思っていたところでした。

 すでに70近い年齢となりながら、毎年、長期間ペルーに出かけるバイタリティには敬服していました。ただ、一緒に飲んでいても、体調があまりすぐれない様子が見えており、心配もしていたところです。

 ラテンアメリカでつながる貴重な友人を失い、残念としかいいようがないです。

 ご冥福をお祈りいたします。




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9月16日はメキシコの独立記念日

 2016-09-15

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明日、 9月16日はメキシコの独立記念日です。

 その前夜となる15日の夜は、メキシコ人の多くが楽しみにしているイベント「グリート」が全国各地で行われます。「グリート」あるいは「グリート・デ・ドローレス」と呼ばれるのは、独立の指導者であったイダルゴ神父が1810年9月16日の朝にグアナファト州のドローレスという町で行った演説(グリート=叫び)のことです。

 故事に照らせば、9月16日の朝に行われるはずの「グリート」が15日の夜に行われるようになったのは、その後の権力者の都合に合わせようです。

 いずれにしろ、この行事はメキシコ人にとって非常に重要で、日本人が初詣に行くように、多くの人たちが「グリート」が行われる町の中心地に集まります。

 特に盛大なのは、メキシコシティの中心にある国立宮殿(下写真)で行われる「グリート」です。15日の11時になると大統領が宮殿に吊り下げられた鐘(ドローレスの教会にあったイダルゴ神父が鳴らした鐘を移した)を打ち鳴らし、次のように叫びます。


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¡Mexicanos!(メキシコ人たちよ!)
¡Vivan los héroes que nos dieron patria!(我々に祖国を与えてくれた英雄たちよ万歳!)
¡Víva Hidalgo!(イダルゴ万歳)
-中略-
¡Viva la independencia nacional!(国家独立万歳!)
¡Viva México! ¡Viva México! ¡Viva México!(メキシコ万歳!)

 国立宮殿前のソカロ広場は数万の人で埋め尽くされ、愛国心を刺激された人たちの「メキシコ万歳!」の叫び声で大変な盛り上がりになるそうです。

 私も、以前、「グリート」を見に行きましたが、メキシコ人の友人たちから「ソカロは人が多すぎて危険だから、別の場所に行こう」と言われて、高級住宅街のコヨアカンの広場に行きました。


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コヨアカンの公園


 ここでも「グリート」が行われるのですが、公園に隣接する小さな広場に周辺に住む地域の人たちが集まる程度ですから、危険な感じはありません。周辺にはたくさんの屋台が出ていて、家族連れが買い食いやそぞろ歩きを楽しむ地方都市のお祭りといった感じです。

 友人たちと屋台に座り、ジャイアントコーンと野菜や豚肉を煮た「ポソレ」という名物料理を食べ、広場から聞こえてくる「グリート」を聞いていると、すごく楽しい気分になったものです。

 この時期にメキシコにいるのなら、是非、近くの「グリート」を見に行って、メキシコの歴史に思いを馳せてみてはどうでしょうか。



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タグ : グリート
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